きかいきぐ 第311号 

1.アルプス計器の新型テスター

 同社は、新型バッテリーテスター「SP1250BT」の販売を開始する。バッテリーに大きな負担
がかかることが多いハイブリッド車などに、新たに「動的内部抵抗理論」を用いて開発。小型
で軽量、操作が簡易というのが特徴。価格は6万5000円。

(6月5日 日刊自動車新聞)

2.デンソー 伊部品販社を買収

 同社は、イタリアのカーエアコン部品販売会社であるCTR(パルマ市)の買収を完了。CTRの
親会社で部品メーカーのフィンバー(同)と創業者一族から全株を取得。買収額は非公表。市
販向けホースやファンなどカーエアコンの修理部品を欧州で販売。
(6月9日 日刊工業新聞)

3.山下工業研究所のラチェット 

 同社は、新製品「3/8スピーダーラチェット」を発売。スピードハンドルとラチェットハンド
ルを合わせた、従来にはないスタイルが特徴で、使いやすく、作業効率を高める工夫を施した
製品となっている。価格は1万400円。
(6月16日 日刊自動車新聞


4.モノタロウの空気圧測定器

 同社は、自社ブランドのタイヤ空気圧測定器「タイヤゲージ」を発売。昨年2月に発売して
継続的な注文を得ているグリップタイプに続く商品で、今回はガンタイプとした。価格は、
市場の6割程度という1029円に設定した。
(6月16日 日刊自動車新聞)

. 空研 キャンペーン

 同社は、今夏「中型(3/4SQ)インパクトレンチ・ロングアンビル仕様セール」を展開。期間
中対象製品購入でメーカー標準価格約15,000相当の3種類のSQソケットをサービス。大型バス
・トラックの新ISO方式ホイールへの移行期の拡販を狙う。
(6月16日 自動車タイヤ新聞)

.環境対応・支援技術を紹介

「次世代自動車産業展(A−NEXT)2010」では、洗浄装置の開発、販売を手がける日伸精機
(東京都墨田区)洗浄装置にも環境対応が求められる中、イオン洗浄生成システムNEWS(ニューズ)を
開発した。
(6月18日 日刊工業新聞)


7.充電工具を軽量・小型化

 パナソニック電工は、軽量・小型化で作業スピードを高めた充電工具「充電インパクト
ドライバーEZ7546」を発売する。防塵性、耐水性を高めた設計で国際標準規格の1P56認証
を取得し、各種の作業環境に配慮した。
(6月22日 日刊工業新聞)

8.ロブテックスのモンキーレンチ 

 同社は、機能性やデザイン性などで付加価値を高めた「ハイブリッドモンキレンチX プ
レミアムシリーズ」を投入する。握り時の感覚を重視したR形状ハンドルを採用。色はシル
バーとブラックをラインアップ。
(6月23日 日刊工業新聞)

9.KTCがキャンペーン 

 同社は、9月21日まで「フレッシャーズキャンペーン&プロセレクトキャンペーン」を実
施している。同キャンペーンは、チェスト「EKR-103」採用の9.5sq.工具セットなどの計40
製品を、期間中特価で販売する。
(6月23日 日刊自動車新聞)

10.GSユアサの急速充電器 

 同社は、電気自動車用急速充電器「EVC-50KA」を発表。行政機関や商業施設などへの提
案活動を積極化し、初年度は200台の販売を目指す。新製品は、チャデモ協議会によるチャ
デモプロトコルを採用し、高い安全性を確保した。
(6月28日 日刊自動車新聞)


11.電子パルス式採用低騒音の電動工具

 日立工機は、1台で穴あけやネジ締めに対応できる電動工具「日立電子パルスドライバ」
を発売する。使用時の騒音を従来に比べ16%減の68デジベル。価格はリチウムイオン二次
電池で駆動するタイプが6万5000円。月間2000台の販売を目指す。
(6月29日 日刊工業新聞)


12.画像目視式ヘッドライトテスターの販売

(株)バンザイは、「HT-309」の画像目視式ヘッドライトテスターの販売開始。画像処理
式とスクリーン式の特徴を生かした新しいテスター。すれ違い灯カット用に斜め線検機能
搭載、エルボー点をより検出しやすくした。正対レーザー・工具箱を標準装備。
(6月30日 日刊自動車新聞)

カーアフター  第311号 

13.車検は今期50万台

 オートバックスセブンは、10年3月期の車検台数が44万6千台となり、カー用品販売や車
販の売上高が減少した中で増収に貢献した。新中期計画では、車検や板金塗装などのアフ
ターサービスを主体にした店舗の開発を盛り込んだ。
(6月12日 日刊自動車新聞)


14.着実な車検獲得へ

 ホンダは、07年10月に販売した「フィット」が初回車検を迎え全体で160万台規模に。こ
れらのサービスを着実に取り込むことで販売台数の減少をカバー、車検・点検の詳細な入
庫獲得プランを全国の販売会社に策定させた。
(6月14日 日刊自動車新聞)

15.EV用充電スタンド

 内外電気は、電気自動車用充電スタンドの「エレナージプラス」の受注を開始。充電可能な
車種は、アイ・ミーブのみだが日産のリーフや富士重工のプラグインステラも加わる予定。年
間1500台の販売を目指す。
(6月16日 日刊自動車新聞)


16.ライトクリーニングキット

 住友スリーエムは、「ヘッドライトクリーニングキット2516J」の販売開始。同製品は
ヘッドライトの樹脂製レンズの曇りなどを修復するため開発された専用システム。専用
エアツール、研磨剤、コンパウンド、コーティング剤がセット。
(6月25日 日刊自動車新聞)



17.スマートグリッド実証実験

 GSユアサは、三菱自動車、三菱商事、リチウムエナジー・ジャパン(京都市南区)小野
勝行社長と共同で、スマートグリッド(次世代電力網)関連実証試験を今秋始めると発表。
数年かけてEV搭載のリチウムイオン電池の2次利用事業モデルを構築。
(6月29日 日刊工業新聞)


 カーメーカー 第311号 


18.自動車各社 原価低減を加速

 
自動車メーカー各社が原価低減の取り組みを一段と強めている。三菱は3年間で現行の
主力中型車を対象に販売管理費まで含めた車両コストを
1-2割り程度低減する。効果は3
年間で700億円−800億円以上に達する見通し。
日 日刊工業新聞)
 
19.ブレーキオーバーライド国内外の全車に搭載 

 トヨタは、11年末までに急加速による事故防止の為、「ブレーキ・オーバーライド゙・
システムム」(BOS)を国内外で標準装着。BOSは、専用部品不必要、既存の走行制御システ
ムにプログラムを書き加えるだけで機能する。
(6月14日 日刊自動車新聞)


20.日産 生産能力9万基へ

 日産は、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の国内での生産能力を、11年までに当
初計画の年5万4000基から年9万基に引き上げる。NECと共同出資するオートモーテブエナジ
ーサプライ(神奈川県座間市)の生産拠点で追加する。
(6月14日 日刊工業新聞)


21.日産 EV普及で契約 

 同社は、ニュージーランドのクエリントン市とEV普及のパートナーシップ契約を締結。
11年までに具体的な計画を策定、実行へ。同市長が来日し、神奈川県で調印。今後は日
産、同市議会の代表者で構成するワーキングチームを発足。
(6月15日 日刊工業新聞)


22.日産 英工場で3直生産

 同社は、英国日産サンダーランド工場のスポーツ多目的車(SUV)生産ラインを2直から
3直に切り替えた。約1年ぶりで9月末までの予定。SUV「キャッシュカイ」が好調なため。
同工場では今夏に新型SUV「ジェーク」の生産が始まる。
(6月15日 日刊工業新聞)


23.日野自 米に12年投入

 同社は、10年をめどに米国にハイブリッドトラックを投入。都市配送用に需要があると
判断。現行のディーゼルエンジン搭載車に比べて燃費性能が1.5倍の新型車を開発・投入。
リーマンショック以降落ち込んでいた米国販売を後押しする。
(6月28日 日刊工業新聞)


24.京都工場1直体制に

 ダイハツは9月にも、京都工場の生産体制を昼夜2交代の2直から、昼勤務のみの1直に切
り替える。同工場はトヨタ自動車からの受注車などを中心に手がけ、定時生産能力は年17
万台。ここ数ヶ月は55%程度の年9万3500台ペースに落ち込んでいる。
(7月5日 日刊工業新聞)

 部品・用品 第311号 


25.転がり抵抗39%低減

 ブリジストンは、従来製品比で転がり抵抗を39%低減の環境タイヤ「エコピアEP100S」発
売。ゴム配合のポリマー等を改良。業界自主基準の表示ガイドライン「ラベリング制度」で
は転がり抵抗性能が最高の「AAA」、ウエットグリップ性能「C」評価。
(6月15日 日刊工業新聞)

26.電動コンプレッサー内臓

 デンソーは、ハイブリッドバス用に電動コンプレッサーを内蔵したクーラーユニットを
開発。電動コンプレッサー内蔵のクーラーユニットは量産品で日本初。日野自動車が発売
した「日野ブルーリボンシティーハイブリッド」に採用。
(6月29日 日刊工業新聞)

 建機・農機  第311号


27.インドネシアで3割増

 日立建機は、約2億6000万円を投じ、インドネシアのチビトン工場の生産設備を増強、油
圧ショベルル年生産能力11年に現状比3割増の3000台にする。営業面でもパームやし農園な
どの開発が進むニューギニア島西部に販売サービス拠点を新設する。
(6月4日 日刊工業新聞)


28.三菱重工パーキングの立体駐車 

 同社は、20年度までに保有する立体駐車場の10%以上を、充電機能付き駐車場にする。ま
た、回生エネルギーや太陽光発電などを活用して使用電力を約30%削減する次世代立体駐車
場の開発に取り組む。
(6月8日 日刊自動車新聞)


29.タカキタの刈り取り機

 同社は、牛の飼料用稲を自動で裁断、圧縮して梱包する刈り取り機「細断型ホールクロッ
プ収穫機WB1030」を発売。同時に5列の稲を刈り取る5条タイプで、価格は1218万円。コク
ピットに運転者が乗り込んで操作するタイプ。
(6月17日 日刊工業新聞)


30.ヤンマーの中型トラクター 

 同社は、独自の無段変速機構を搭載した中型トラクター「エコトラEG300シリーズ」を発売。
26〜34馬力の8機種で、価格は428万4000〜520万8000円。油圧・機械式無段変速装置を採用。
遊星ギアの廃止などで動力の伝達効率を高めた。
(6月24日 日刊工業新聞)


 データ  第311号


31.5月 内外生産全社増

 乗用車メーカ8社がまとめた10年5月の生産・販売・輸出実績によると、国内・海外生産台数とと
もに全社が前年同月を上回った。うち日産、三菱、マツダ、スズキ、ダイハツの5社が海外生産
台数においてリーマン・ショック前の08年5月の水準を超えた。
(6月29日 日刊工業新聞)


32.新車販売 登録車中心に回復基調

 国内新車販売は回復基調を鮮明にしている。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連
合会がまとめた1−6月の新車販売台数は前年同月比21.5%増の265万6828台なり、5年ぶりに前
年を上回った。
(7月2日 日刊工業新聞)


33.16.7%増561万4023台

 米調査会社のオートデータがまとめた10年の上期(1月−6月)の米国内の新車販売台数は、前
年の同期と比較して16.7%増の561万4023台となった。車種別では乗用車が同16.3%増となる288
万7961台となった。
(7月5日 日刊工業新聞)


34.認証・指定 ともに増加に

 国交省発表の10年5月末の工場数は、認証工場が前月比13工場増の9万1688で増加に転じ、指定
も7工場増の2万9105。専門認証取得工場は23ヶ月連続で前月比16増の5314。認証(指定含)は新
規105、廃止91。指定は新規52、廃止46。
(3月13日 日刊自動車新聞)


 その他  第311号


35.次世代車体整備の基盤構築へ 

 日車協連は、交通事故等で破損し大規模整備を行った修理後車両の安全性を確保する検査制度
確立のための活動として、事故事例の調査活動に積極的に参加する。また、車体整備士資格の社
会的地位向上についても取り組むこととした。
(6月16日 日刊自動車新聞)


36.自機工 北川理事長再任

 同団体は、平成22年度の通常総会を開催。任期満了に伴う役員選任で北川理事長と宇城副理事
長、大寺専務理事を再任、石垣副理事長に替わり山口伸一郎氏が副理事長に選任された。新公益
法人制度対応は23年度中に一般社団法人化を決定。
(6月10日 洗車 給油所新聞)


37.次世代車体整備の基盤構築へ 

 日車協連は、交通事故等で破損し大規模整備を行った修理後車両の安全性を確保する検査制度
確立のための活動として、事故事例の調査活動に積極的に参加する。また、車体整備士資格の社
会的地位向上についても取り組むこととした。
(6月16日 日刊自動車新聞)


38.ボッシュ横浜研究開発センター 

 同社は、この度横浜研究開発センターの拡張工事を完了し、正式に開所したと発表した。ブレ
ーキシステムなどの安全装置および電気駆動ユニットを含むパワートレーン関連製品の開発拠点
として機能する予定。
(6月16日 日刊自動車新聞)


ニュース便覧 2010年7月号(通巻第311号) 

      
      平成22年7月7日編集
        編 集 委 員

委 員 長  滝本愼也 (有)滝本計器製作所
委   員  新保算章  旭産業(株)
委   員  山田勝己  三栄工業(株)
委   員  岡安禧次 (株)東日製作所