きかいきぐ 第313号 

 1.バンザイの門型洗車機

  同社は、整備工場専用の門型洗車機「エミネントα」と「エミネントβ」を発売。ベーシッ
 クな仕様を基本として、必要に応じて機能を追加し、カスタマイズを可能とした門型洗車機。
 標準希望小売価格(税別)αが590万円、βが420万円。

 (9月10日 日刊自動車新聞)

 2.三協リールの小型リール

  同社は、小型リールの新製品「S-series小型リール」の販売を開始した。同シリーズは主力
 製品の「エアホースリール」を初めとする「スタンダード小型リールシリーズ」の後継機種と
 なる。新製品は、取り付け支持部の強度を向上させた。

 (9月10日 日刊自動車新聞)

 3.KTCのセンサレンチ

  同社は、「O2センサレンチ ロングタイプ」を発売。既販のO2センサレンチの追加モデル。
 独自形状で干渉物を回避し、ダイハツ「タント」および「ムーヴ」のフロントバンパーを取り
 外さずにO
2センサーの取り外しが可能だ。
 (9月10日 日刊自動車新聞)


 4.山下工業研究所のソケット

  同社は、KO-KENブランドの工具「ボールポイント・ヘックスビットソケット」に差込角1/4in
 タイプを追加して発売。ヘックスボルトの着脱などで、ラチェットハンドルと組み合わせて使用
 する。

 (9月14日 日刊自動車新聞)

 5.バンザイのホットウォッシャー

  同社は、高圧温水洗浄機をモデルチェンジし、「ナイスホットウォッシャーKHW-2100B」とし
 て販売を開始。高効率密閉ボイラーを採用することで、燃費を向上するとともに燃焼室の二酸
 化炭素排出量を従来比で23%削減した温水洗車機。

 (9月17日 日刊自動車新聞)

 6.中村製作所のトルクレンチ

  同社は、ネジやボルトを締める時にインクで色を付けて締め忘れを防止するスタンプ式マー
 キングトルクレンチ「N-MQLK」を発売。あらかじめ設定したトルク値に近づくとソケット内の
 カートリッジが下方向に伸び、表面にマーキングする。

 (9月21日 日刊工業新聞)


 7.テナントカンパニーの床洗浄機

  同社は、洗剤を使用しない床洗浄技術「ec-H2O」を採用した乗用型自動床洗浄機の大型モデ
 ル3機種「7100」「T20」「M20」を新たに発売。同時に、従来モデルの大型機種の販売価格を平
 均14.7%値下げした。

 (9月24日 日刊自動車新聞)


 8.KTCのデジラチェ

  同社は、進化型デジタルトルクツール「デジラチェR」シリーズに新たに「デジラチェRヘッ
 ド交換式」と「交換式ヘッド」をラインアップし発売する。ヘッド交換式のデジラチェRは、測
 定トルク範囲8〜40N・mと17〜85N・mの2種類。

 (9月24日 日刊自動車新聞)



カーアフター   第313号


 9.日立APSのピットコム

  日立オートパーツ&サービスは、高度電子整備に対応する次世代カーケアネットワーク
 「PitCom」の拡大を本格化する。自動車整備事業者を中心に加盟店を促進し、現在の92店を
  15年をめどに850店を目指す。

 (9月17日 日刊自動車新聞)


カーメーカ  第313号 


 10.中国で第2ブランド

日産自動車は、中国の現地合弁会社である東風日産乗用車を通じ、現地向けの独自のブランド
 「ヴェヌーシア」を投入すると発表した。需要が急拡大する中国市場の幅広い顧客ニーズに迅速に対
  応するのが狙い。

 (9月9日 日刊工業新聞)


 11.浜松の4輪変速機工場完成

 ホンダは、浜松製作所内に4輪社用変速機の工場を完成、11年1月に本格稼動すると発表。同
 製作所の自動変速機(AT)と無段変速機(CVT)の生産能力は10万基増の計80万基に。ただリーマン
 ・ショック後の需要減を受け、当初計画の110万基より30万基減。
 
(9月9日 日刊工業新聞)


 12.いすゞ タイ工場に100億円

同社は、約100億円を投じ、タイのピックアップトラック工場を増強する。塗装工場を新設す
 るなど、段階的に増強し、生産能力を年間10万台程度拡張する。アジアや資源国を中心とした旺盛
 な需要に対応し、大半を輸出に振り分ける方針。

  (9月9日 日刊工業新聞)


 13.トヨタ 豪州で生産

 同社は、豪州工場(メルボルン市)で12年をめどに中型車「カムリ」「カムリハイブリッドHV」
 に搭載する新型エンジンを生産と発表。118億円を投じて、新型エンジンを生産できるように既存
 の生産ラインを改良。年産能力は8000基増の10万8000基になる。

 (9月11日 日刊工業新聞)


 14.トヨタ タイで「プリウス」生産

 同社は、今冬にタイでハイブリッド車新型「プリウス」を生産する。年産規模は1万台強の見
  通し。日本から部品を輸出して現地で組み立てるノックダウンによる生産でスタートし、11年
  4月頃からは部品の現地調達に着手する。

   (9月17日 日刊工業新聞)


 15.小型商用車の世界販売100万台に倍増

 日産は、13年ごろまでに、小型車商用車(LCV)の世界販売を現在比倍増となる100万台(09
  年度は53万台)に引き上げる目標を設定。11−13年に合計8−10車種の新型車を計画。早期に
  小型商用電気自動車(EV)と商用ハイブリッド車(HV)を市場に投入する。

 (9月22日 日刊工業新聞)


 16.富士重 21年ぶり全面印新

 同社は、水平対抗エンジンを21年ぶりに全面印新、生産を開始した。約170億円を投じて、
 群馬製作所大泉工場にエンジンの新ラインを設けた。排気量2000cc、2500ccの2種類を用意、現
 行型に比べ燃費は約1割改善し、原価は同約2割減った。

 (9月24日 日刊工業新聞)


 17.マツダ タイ販売店1割増

 同社は、年内にタイの販売店を1割増やし、120店舗体制とする。昨秋投入した小型車「マツ
  ダ2(日本名デミオ)」の販売が好調を維持しているため。タイでは政府が税制優遇などによ
  りエコカーの普及に力を入れており、小型車の需要が拡大している。

  (9月28日 日刊工業新聞)


  18.トヨタ 仏で小型HV生産

トヨタは、フランス工場で、12年に小型ハブリッド車(HV)の生産を始める。HVの欧州での生産
 は英国に続き2拠点目、海外では7拠点目、投資額は3500万ユーロ(約60億円)でそのうち375万ユ
 ーロは フランス政府と地元自治体が支援する。

 (9月28日 日刊工業新聞)


 19.トヨタ 「軽」参入で販売店支援

 同車は、ダイハツからOEM調達して軽自動車市場に参入する。トヨタ系列の販売店は売れ筋車
  種を確保できることになる。低燃費や低価格で人気の軽の取り組みは、国内新車市場の縮小に
  苦しむ系列販売店を下支えする色合いが強い。

 (10月4日 日刊工業新聞)



部品・用品   第313号


 20.市光 LED式に参入

 同社は、発光ダイオード(LED)を光源にした自動車用ヘッドランプを製品化する。年内に伊
  勢原製蔵所で生産を始める。消費電力は1個当たり23ワットと、ハロゲン式ランプに比べ半分以
  下。大幅な省電力化が可能となり、次世代自動車の燃費性能や航続距離の向上につながる。

 (9月9日 日刊工業新聞)


 21.デンソー インドに開発拠点

 同社は、11年末にインド・グルガオン市にテクニカルセンターを開設すると発表。総投資額
  は30億円。インドで自社の開発拠点を持つのは同社にとって初めて。日本で手がける現地向け
  パワートレーンなどの開発を現地に移管する。

 (9月16日 日刊工業新聞)


 22.エンジン部品生産25%増

 愛知機械工業は、11年春に日産自動車が海外生産している新型「マーチ(海外名マイクラ)」
  向 けのエンジン部品の月産能力を25%増の2万5000台分に引き上げる。約10億円を投じ、熱田
  工場内の西工場棟に切削加工設備などを増設する。新型マーチが好調なため増産に対応

  (9月22日 日刊工業新聞)


 23.タイを世界供給拠点に

 住友ゴム工業は、タイ工場を世界市場への供給拠点と位置付けた体制構築を急ぐ。10−12年
  に約計500億円を投じ、タイ第1工場と第2工場を拡張。1日当たり3万4700本の生産能力をほぼ2
  倍にまで増やす計画。

   (9月28日 日刊工業新聞)

 24.自部品 海老名で2直復活

自動車部品工業は、10月から海老名工場の産業用ディーゼルエンジンの生産ラインで1年ぶりに2
 直操業を復活する。新興国を中心とした旺盛な建設機械の需要増に対応するため。11年1月までに
 期間従業員50人を追加採用するほか、機械加工ラインに1億円を投じて増産対応を整える。

  (10月1日 日刊工業新聞)



 建機・農機 第313号 


 25.古河ユニックの林業用クレーン

  同社は、林業向けトラック架装用折り曲げ式クレーン/ユニックパル2機種をモデルチェンジし、
 販売開始。アウトリガー張出し幅を広げたほか、「ダブルラック旋回装置」を採用して旋回力と
 操作性の向上を図った。

 (9月24日 日刊自動車新聞)



データー  第313号 


 26.9月 米新車販売28%増

   米国調査会社のオートデータがまとめた9月の米国新車販売は、前年同月比、28.5%増の95万
 8966台となった。昨年9月は米政府による購入支援制度の終了で販売が大幅に減ったためこの反
 動で増加率が大きくなった。単月100万台割れは2カ月連続。
 (10月5日 日刊工業新聞)


 27.4−9月新車販売16%増

 自販連と全国軽自動車協会連合会がまとめた10年度上期(4−9月)国内新車販売は、前年同
  期比16.8%増の254万971台。9月7日に終了したエコカー補助金や12年3月までのエコカー減税
  の販売押し上げ効果で、燃費の良いハイブリッド車(HV)や小型車を中心に需要が増加。

  (10月4日 日刊工業新聞)


 28.普通トラック4年ぶりプラス

トラック業界筋がまとめた10年度上期(4−9月)の普通トラック(積載量4d以上)販売実績
  は前年同期比46.4%増の2万6137台となり、4年ぶりの+だった。購入補助金効果や「ポスト新長
  期規制」を見据え  た駆け込み需要で販売が上向いたが依然として低水準。

  (10月4日 日刊工業新聞)


 29.4輪生産8月20%増

自工会がまとめた8月生産・輸出実績によると4輪車の国内生産は前年同月比20.8%増の69万
  689台となり10カ月連続で前年を上回った9月7日に終了したエコカー補助金の駆け込み需要が国内
  の新車販売をけん引した。

  (10月1日 日刊工業新聞)



その他  第313号 


 30.国内開発要員20人増強

  米ジョンソンコントロールズ(JCI)は、日本での自動車用シート部門の開発人員を現在比
  25%以上増員。今後1年間で綾瀬テクニカルセンターを中心に20人以上採用、180人超体制に。
  日系完成車メーカーが燃費向上に向け、新型車の車体重量を減らす動きを加速。

   (9月24日 日刊工業新聞)

  31.アイシンがパリモーターショー

   アイシン精機は、フランス・パリで10月に開催する「2010年パリモーターショー」に、グル
  ープ会社アイシン・エィ・ダブリュと共同で出品すると発表。同ショーに同グループが出品す
  るのは、00年以降で6回目。

  (9月24日 日刊自動車新聞)


 32.スキャンツール不可欠

   大型車整備事業者にとって「武器」となる専用スキャンツール(外部故障診断装置)の為の
  診断整備情報開示を乗用車同様に求める声が高まっているが、本年度設置された「汎用スキャ
  ンツール普及検討会」で検討されることになった。

    (9月28日 日刊自動車新聞)


 33.都整連 デンソーと提携

   同団体は、スキャンツール使用での問題に対処するためデンソーと提携し電子整備や相談に
  応じる「デンソーダイアグステーション」を都内全域で展開。専門家が診断を行って連絡し、
  依頼があれば修理もするほか、顧客説明用リポートも作成。

    (9月29日 交通毎日新聞)


 34.スキャンツール情報 取扱指針

   国交省は、「車載式故障診断装置に係わる情報の取扱指針」(案)を取り纏めた。メーカーか
  ら提供された情報がガイドラインに沿っているかを同省が何らかの形で確認する事が盛り込ま
  れ、国としてもオーソライズする。情報提供開始11年4月。

    (9月29日 交通毎日新聞)


 35.スキャンツール拡販新施策

   ボッシュは、安価なスキャンツール(外部故障診断装置)の販売比率が高まる対策として、基
  本ソフト変更無しの永久試用版と多頻度使用想定者向けに費用軽減の長期契約タイプの2施策
  を発表。使用機会拡大で製品理解を高めるのが目的。

    (10月5日 日刊自動車新聞)


ニュース便覧 2010年10月号(通巻第313号) 

      
      平成22年10月6日編集
        編 集 委 員

委 員 長  滝本愼也 (有)滝本計器製作所
委   員  新保算章  旭産業(株)
委   員  山田勝己  三栄工業(株)
委   員  岡安禧次 (株)東日製作所