きかいきぐ | 第315号 |
1.JIMTOFで匠実演
「JIMTOF2010(第25回日本国際工作見本市」で、「匠による超高性能パワートレインの手組み工程」
が公開され東日製作所のデジタルトルクレンチ「CEM3」が「日産GTR」の手組みに実演に使用された。
角度や締め付け数値などの履歴データを保存に活用された。
(11月18日 機械新聞)
2.前田金属工業のインパクトレンチ
TONEブランドの前田金属工業はエアインパクトレンチシリ-ズに新商品を追加した。
軽量コンパクトな2種と最大1600Nmを誇る。高出力タイプ1種を加え、幅広い作業環境に
対応。タイヤ交換作業に適していると好評を博している。
(11月26日 日刊自動車新聞)
3.アコーの騒音・低周波計
同社は、一台で騒音と低周波音圧を計測できる携帯型の低周波音圧レベル計「TYPE6238L」
を完成し発売。プログラムが入ったSDカードを入れ替えて機能を切り替える。騒音発生の現
場でデータを収集し、解析できる。価格は39万9000円。
(11月11日 日刊工業新聞)
4.バンザイの新型ビデオスコープ
同社は、紫外線ライト対応ビデオスコープ「プローブ・イン」の発売に合わせて「整備の
見える化」提案に力を入れる。同製品は、先端が8.5mmのスコープを用いて狭い場所などを30
万画素の映像として映し出せる。価格は4万9800円。
(11月16日 日刊自動車新聞)
5.ケルヒャージャパンの集じん機
同社は、「IV100/55」を発売。同社が産業用集じん機を発売するのは今回が初めて。同製
品は、200V仕様で、長寿命モーターを搭載、従来の100V仕様では対応していなっかった切削
くずや鉄粉の回収を可能とした。価格はオープン。
(11月18日 日刊自動車新聞)
6.ケルヒャージャパンの洗浄機
同社は、業界唯一の100V縦型モバイルタイプ業務用温水高圧洗浄機「HDS4/7U」を発売。
100V対応で、設置場所を選ばず油汚れなどの除去に温水洗浄を可能とした。縦型タイプのコ
ンパクトな設計と大型ホイールにより段差などの移動に適す。
(12月1日 日刊自動車新聞)
カーアフター | 第315号 |
7.充電インフラ整備を加速
三菱自動車は来年スタ-トする次期中期経営計画で国内系列ディ-ラ-へのEV用急速充電
器の設置基数を13年までに250基に拡大する。充電インフラの拡大によりEV拡販に弾みをつけ
る。来年以降EV販売を年間1万台以上に高める。
(12月1日 日刊自動車新聞)
カーメーカ | 第315号 |
8.日産 不具合解消を迅速化
日産は、米国の販売サービス拠点に車両の不具合発生時の原因究明など迅速化するITシステ
ム「メモートテクニカルアシステンス」導入。国内では販社に提供する専用故障診断機「コ
ンサルトトⅢプラス」をインターネット接続で情報をリアルタイム共有、迅速対応体制に。
(11月12日 日刊工業新聞)
9.トヨタ・ホンダ゙・日産下方修正
各社は今期設備投資額を下方修正。トヨタは8月の前回予想で7400億円、(前年実績で
は5790億円)としたが6700億円に。ホンダは7月の3800億円(同3297億円)から3600億円
に、日産は期初の3600億円(同2736億円)から3400億円に見直し。
(11月17日 日刊工業新聞)
10.トヨタ 新型HV11車種投入
同社は、12年末までに新型ハイブリッド車(HV)11車種投入のエコカー戦略を発表。
12年には電池数を減らした安価な電気自動車(EV)や価格が300万円程度のプラグインHV
を15年には同500万円以下の燃料電池車(FCV)をそれぞれ発表。
(11月19日 日刊工業新聞)
11.EV・PHV技術初公開
ホンダは、電気自動車(EV)のコンセプトモデル「フィットEV」と家庭用電源で充電可
能なプラグインハイブリッド車(PHV)の技術を初公開。フィットEVは12年に日本と米国で
発売予定。リチウムイオン二次電池を搭載。
(11月19日 日刊工業新聞)
12.ホンダ直営販社を再編
ホンダは、11年で北海道、甲信、北陸、兵庫の直営販売会社を併合。06年から展開して
いる販売網再編「ホンダカ-ズ政策」の一環。経営規模の拡大によるメリットと間接費削
減のコスト対策を計ることで、直営販社の収益力を高める。
(11月26日 日刊自動車新聞)
13.タイでプリウス生産
トヨタは、タイのトヨタ・モーター・タイランド(TMT)ゲートウェイ工場(チャチェサ
オ県)でプリウス生産開始。年間1万2000台を生産。現地での価格は119万-127万バーツ
(330万-352万円)。3代目プリウスの海外生産は初めて。
(11月30日 日刊工業新聞)
14.欧州 カー・オブ・ザ・イヤー
日産は、電気自動車(EV)「リーフ」が「欧州カー・オブ・ザ・イヤー2011」に選ば
れたと発表。EV受賞は始めて。同社は93年に英国製「マイクラ(日本名マーチ)で日系
メーカーとして初めて同賞を獲得した実績がある。
(12月1日 日刊工業新聞)
15.EVの小型トラック
三菱ふそうトラック・バスは小型トラックの電気自動車(EV)を開発し、11年中に顧客
企業と共同で実証実験に乗り出す。11に全面改良した小型トラック「キャンター」をベース
としたEVを製作、運送会社や郵便局事業者など複数の顧客企業に試験導入してもらう。
(12月2日 日刊工業新聞)
16.印で低価格小型車発売
トヨタは、インドで新開発の低価格車「エティオス」を発売。新興国での巻返しをかけ
た価格はセダンタイプで49万6000ルピー(92万8000円)から同市場で売れ筋の30万-50万ル
ピーに食い込ませつつもワンランク上の価格帯に設定、現地車大手と正面競合しない。
(12月2日 日刊工業新聞)
17.日産・リ-フを発表
同社は、EV「リ-フ」を発売。独自開発の大容量リチウムイオン電池と高出力モ-タ-を
組み合わせて、ゼロエミッションを実現しながら、高級車なみの運動性能と静粛性を確保。
航続距離200キロ、価格376万円。補助金利用で298万円。
(12月4日 日刊自動車新聞)
部品・用品 | 第315号 |
18.デンソー 中国にエアコン新工場
同社は、中国・長春市にカーエアコンの新工場を建設と発表。12年末に生産を始め、中
国・第一汽車とトヨタ車やフォルクスワーゲン(VW)との合弁工場に供給。投資額は約16
億円。15年に売上高約129億円を見込む。
(11月12日 日刊工業新聞)
19.ブラジルに技術センター
デンソーは、12年初にブラジル・サンパウロ州サンダーバード・ドウ・オエステ市にテ
クニカルセンターを開設と発表。投資額は約40億円。日本で手がける南米向け車部品の開
発を現地化する。同社のテクニカルセンターは海外で6拠点目。
(11月12日 日刊工業新聞)
20.インドにマーケティング拠点
アイシン精機は11年インドに自動車部品のマーケティング拠点を開設。設計や営業の
担当者が常駐し、マルチスズキをはじめとする現地メーカーとの取引拡大模索。将来は
インド北部にも新工場建設を検討する。
(11月30日 日刊工業新聞)
建機・農機 | 第315号 |
21.コマツの新型ショベル
同社は、新型の本体重量20t級ハイブリッド油圧ショベル2機種を国内投入すると正式
発表。海外向けは11年4月ごろ投入予定。キャパシターなどハイブリッド用基幹部品を従
来機に比べ小型化し、点検や整備作業を容易にした。
(11月30日 日刊工業新聞)
データー | 第315号 |
22.国内4輪車生産前年割れ
自工会が発表した10月の自動車生産・輸出実績によると、4輪車の国内生産は前年同月
比8.4%減の75万1620台で、1年ぶりに前年同月を下回った。「政府のエコカー補助金が
9月に終了となったことで国内新車販売が急減し、生産台数も落ち込んだ」
(12月1日 日刊工業新聞)
23. 普通トラック3カ月連続減少
11月の普通トラック販売は前年同月比26.7%減の3779台で3カ月連続減少。ポスト新
長期排ガス規制の対応で車両価格が大幅に上がった大型トラックが苦戦。4社合計で
43.6%減と全需を下げた。中型も軒並み前年同月を割った。
(12月2日 日刊自動車新聞)
24.2年ぶり前年超え確実
10年累計(1-12月)の新車総販売台数が、2年ぶり前年実績を上回ることが確実に。
自工会と全国軽自動車協会連合会が1日に発表した10年1-11月累計の新車販売台数は、
前年同期比10.1%の466万8285台。
(12月2日 日刊工業新聞)
25.プリウス首位
自販連は11月の乗用車ブランド順位を発表。プリウス前年同月比20.2%減の2万1400
台で19カ月連続首位。2位2.9%減で1万6677台のホンダ「フィット」。49.3%減の6813台
で「ヴィッツ」が3位。登録乗用車は33.5%の落ち込み。
(12月7日 日刊自動車新聞)
26.認証 2ヶ月ぶり増加
国交省発表の10年10月末工の場数は、認証工場が前月比25工場増の9万1889で2ヶ月振
り増。指定は7工場減の2万9145で6ヶ月振り減。専門認証取得は28ヶ月連続増で5472。
認証(指定含)は新規121、廃止96。指定新規83、廃止90。
(12月10日 日刊自動車新聞)
その他 | 第315号 |
27.新型トラックに高性能スキャンツール
三菱ふそうトラック・バスは、小型トラック新型キャンターの発売を機に、新たな高性
能故障診断装置(ふそうダイアグノースティックス)を導入、全国の販売店に配置する。専用
サーバーを介し最新の整備情報技術取得も可で整備作業を支援する。
(11月16日 日刊自動車新聞)
28.中央精機 タイで増産
同社は、13年をめどにタイにあるタイ工場のスチールホィールの年産能力を現在比で
25%増である500万本にすることとした。11年初にも同工場隣接地に4万7000平方㍍の土
地を取得し、塗装工場を増設する。投資額は11億円。
(11月23日 日刊工業新聞)
29.シロキに資本参加
アイシン精機はシロキ工業に資本参加。発行済み全株式のうち12.8%を筆頭株主だっ
た東急電鉄から取得。トヨタ、東急電鉄に次ぐ第3位の株主となる。両社はともに自動車
用の窓周りやドアの回りの部品やシートの機構部品など生産している。
(11月30日 日刊工業新聞)
30.汎用スキャンツ-ル標準化
国土交通省が実施した汎用スキャンツ-ル普及検討会の中間報告。整備業者の使用
状況に合わせて選択できるよう「基本機能」と「拡張機能」に分け基本機能は低価格
とする方針。今回の対象は乗用車で、大型車については日整連が調査継続する。
(12月3日 日刊自動車新聞)
31.中央自工・アルコ-ル検知器
同社は、アルコ-ル検知器の新製品を11年年初に発売。同年4月施行のアルコ-ル
検知器使用義務で求められる呼吸執行者名などの項目管理ができる。使用義務化の対
象となる運輸・旅客事業者のほか一般企業からの需要を見込む
(12月6日 日刊自動車新聞)
ニュース便覧 | 2010年12月号(通巻第315号) |
平成22年12月8日編集 編 集 委 員 委 員 長 滝本愼也 (有)滝本計器製作所 委 員 新保算章 旭産業(株) 委 員 山田勝己 三栄工業(株) 委 員 岡安禧次 (株)東日製作所 |