きかいきぐ 第338号 

 

  1.デンソー 車載用ワイヤレス充電器発売

   同社は、スマートフォンの車載用ワイヤレス充電器を4月1日に発売すると発表した。ハイ
  ブリッド車「プリウス」向け。ケーブル不要で充電の手間が減らせる。価格は1万4910円。
  カー用品店などを通じ年間1万台の販売を目指す。

  (3月8日 日刊自動車新聞)


  2.パーマンコーポレーションのレンチ

   同社は、倍力ホイールナットレンチの小型トラック専用(2t車用)「ギァレンチ」(12倍)
  を発売。硬く締まったトラックのホイールナットを、エアーや電気を用いずに手動で楽に緩
  めることができる大ロングセラー商品の新商品。

  (3月11日)日刊自動車新聞


 3.グローブとコーヒーカップ発売

   KTCは、ウェブサイト「KTCオフィシャルショップ」ガレージアイテム「KTCワークグローブYG-26L」とKTC&GA-Z「ブレーキローター
  コーヒーカップセットGYZYG-005」を発売。グローブは3D裁断加工で耐久性を向上させた。コーヒーカップセットは
  ミニカーを手がけるAUTOartとコラボレーション製品。

   (3月21日 日刊自動車新聞)

 4.安全自動車のガスチェンジャー

   同社は、4月から「PAG/POEオイル対応A/CガスチェンジャーPS134」を販売。HV車などの絶縁性を持つ
  POEオイル使用車フロン回収やエアコンパーツ洗浄まで1台で対応できるのは業界初。大型パネルを採用し、
  メニューに合わせ音声ガイドで操作性にも配慮した。

   (3月25日 日刊自動車新聞)

  5.ケルヒャージャパンに新色

   同社は、業務用製品の色を一新する。同社のコーポレートカラーであるイエローから新色
 「アンスラサイトグレー」に順次切り替えていく。汚れが目立ちにくい色に変更することで実
  用性を向上するとともに、家庭用製品との違いを明確にする。

  (3月27日 日刊自動車新聞)


 6.東日製作所のトルクドライバー

   同社は、発光ダイオードの光とブザー音でネジの締め具合がわかるデジタルトルクドライバ
  ー「STC2」を完成し、発売。自動車や電子機器の試作開発や組み立て現場を対象に、ネジの
  増し締めトルク測定や戻しトルク測定など検査用途で提案。

   (3月28日 日刊工業新聞)


 7.イヤサカの洗車機 

   同社は、開発を指導して発売した門型洗車機「テルス」シリーズの特徴は、省資源エコ仕様で水の
  使用量を従来比で47%削減したほか、オプションのスーパー節水仕様でさらに13%削減できる。ノズル位
  置と噴射のタイミングを制御することで優れた節水力を発揮する。

   (3月29日 日刊自動車新聞)


 8.アルティアの高圧温水洗浄機

   同社が販売している「メガジャインEco1200-Ⅱ」は「環境への優しさ」をコンセプトに独自企画・
  開発した。蓄圧型ボイラーを採用したことにより、熱効果が高く、低燃費・軽量・コンパクトになっ
  た。本体に電気亜鉛鍍金塗装を施し、防錆を強化した。

   (3月29日 日刊自動車新聞)

 9.バンザイのネットワークNeo

   同社は、車検帳票類の誤記や記入漏れを防ぎ正確な申請業務をサポートする車検帳票印字システム
  「ネットワークNeo」を発売している。車検業務における、費用管理・車両管理・日付管理などの申請
  から納車までのプロセスをサポートするのが特徴。

   (3月29日 日刊自動車新聞)

10.三協リールがオートメンテナンスに

   同社は、中国北京市で開催される展示会「オートメンテナンスリペア2013北京」に出展する。
 新しいカバーサイズのラインアップ「中小型リール」を初披露するのを始め、各種リールをフル
 ラインアップで展示する。

  (4月1日 日刊自動車新聞)


11.東日製作所 DWQLシリーズなど発売

 同社は、クリック式デジタル角度レンチ「DWQLシリーズ」と後付け用角度表示モジュール「M―DW」
  を発売したと発表。DWQLシリーズは自動車エンジンなどのヘッドボルトを始め、高強
  度締結に多用されている回転角度法用の角度レンチ。

(4月1日 日刊自動車新聞)

カーアフター  第338号 


12. メモリーバックアップ

   ハスコーは、12v/24v車用のバッテリー交換時に電装品の情報を保護するメモリーバックアップ「MB-801」を発
  売。交換時に発生するサージ電圧から情報を守るサージプロテクター機能を備える。バッテリーの電圧は自動
  認識する。OBDⅡ端子と電源供給バッテリーを接続して使用。

   (3月29日 日刊自動車新聞)

カーメーカ  第338号 


13.新車販売 アクア 5カ月連続首位

  自販連と全軽協が6日発表した2月の車名別販売台数で、トヨタ自動車の小型ハイブリッド車「ア
 クア」が前年同月比11・7%増の2万4526台で5カ月連続首位となった。総合2位にはト
 ヨタの「プリウス」が入り、先月の3位から順位を上げた。

  (3月7日 日刊自動車新聞)


14.トヨタ 最大の改革

   同社は、自動車事業を4月1日付で四つの「ビジネスユニット」に分割すると発表した。先
  進国、新興国、高級車、ユニット部品の4BUに事業を分割し、各BUで収益などを管理。各
  BUに副社長以上の担当者を置いて責任を明確化する。

  (3月7日 日刊自動車新聞)


15.日産・三菱自 共同開発の軽自動車

   同社は6月に発売する軽自動車の共同開発車の第1弾の車名と外観デザインを公表した。車
  名は日産が「デイズ」、三菱自は従来車を踏襲して「eKワゴン」。国内市場では軽の人気が
  高まり、ダイハツ工業とスズキ、ホンダの3強がしのぎを削る。

  (3月11日 日刊自動車新聞)


16.日産 1.2ギガパスカルハイテン材開発

  同社は、1・2ギガパスカル級の超高張力鋼板を新日鉄住金、神戸製鋼所と共同開発し、13
 年夏に北米で発売する高級車「インフィニティQ50」に採用すると発表した。高強度でありな
 がら複雑形状に加工しやすいのが特徴。

  (3月13日 日刊自動車新聞)


17.富士重 ディーゼル車の国内投入検討

  同社は14年度にディーゼルエンジンを国内に初投入する検討に入った。同年度に全面改良して発売
 予定の旗艦車種「レガシィ」に設定する見通し。すでに欧州市場などにDE車を投入しており、こ
 のエンジンを日本市場向けに仕様変更して搭載する計画。

  (3月14日 日刊自動車新聞)


18.ホンダ アコードHV を新興国投入へ

  同社は中型セダン「アコード」のハイブリッド車をタイと中国に投入することを検討する。
 13年初夏に日本でHV専用車として発売するのを皮切りに米国でも発売する計画だが、新興国
 を含めてグローバルに投入地域を拡大する。

  (3月18日 日刊自動車新聞)


19.軽自動車販売女性客に的

  メーカー各社が女性顧客の取り込みに力を入れている。スズキは軽の販売・開発に女性担当者が助
 言する部隊を設置。ダイハツ工業は全店をカフェ風にして立ち寄りやすくした。ホンダは「スモールストア」に
 改装した。外から店内を見やすくアピールする。

  (3月20日 日本経済新聞)


20.ホンダ 直噴ターボ車に参入

  同社は14年末に直噴ガソリンエンジンにターボチャージャーを組み合わせて低燃費化する直噴ターボ車に参入
 する。欧州向け「シビック」を皮切りに複数車種に設定して欧州、日本、米国、中国などに展開し、
 中期的には100万台を超えるグローバル販売を見込む。

  (3月21日 日刊工業新聞)


21.日系車メーカー 直噴ターボ活用し低燃費

  日系自動車メーカーが直噴ガソリンエンジンにターボチャージャーなどを組み合わせて低燃費
 化するダウンサイジング技術を相次ぎ実用化している。14年にトヨタ自動車とホンダが参入、
 ダイハツ工業も実用化を検討する。

  (3月21日 日刊工業新聞)


22.日産・ルノー インドで快走

  両社連合が13年度にインドでの生産を、12年度見込み比25%増の30万台以上に拡大す
 ることが分かった。12年に発売したルノーの小型SUV「ダスター」の販売を13年度には、同2
 倍と見込むなど小型車を中心に販売が好調なためだ。

  (3月26日 日刊工業新聞)

23.ホンダNシリ-ズで好調

  ホンダの軽自動車販売台数が、年度ベ-スで登録車を上回る。2月までが31万3115台で登録車
 を1593台上回る。暦年は登録車が多いが直近3ケ月は1万台/月程登録車が多い。
シビックの投入
 で登録車販売が増えた1975年以降初めて。

  (3月26日 日刊自動車新聞)


24.トヨタ 中古HVに品質保証

  同社は、中古車販売のブランド「Tバリュー」で、HVを対象にした品質保証サービスを4月に始
 めると発表した。対象は新車登録から10年間までのトヨタ製HV。HV特有の機構に故障など
 があった場合は無料で修理または部品交換する。

  (3月27日 日刊工業新聞)


25.トヨタ 中古HVに品質保証

  同社は、中古車販売のブランド「Tバリュー」で、HVを対象にした品質保証サービスを4月に始
 めると発表した。対象は新車登録から10年間までのトヨタ製HV。HV特有の機構に故障な
 どがあった場合は無料で修理または部品交換する。

  (3月27日 日刊工業新聞)


26.三菱ふそうの前12月期 営業益が過去最高

同社が発表した12年12月期単体業績は、国内外でトラック販売が伸びたため、営業利益が
 316億円(前期比3・2倍)と3年連続で増加し、過去最高となった。売上高は6558億
 円(同19・5%増)と3年連続の伸び。

  (3月27日 日刊工業新聞)


27.EV試作3号車

  慶応義塾大学電気自動車開発ベンチャーのシムドライは、始動から4.2秒で100kmまで加速でき
 るEV「シム・セル」を発表。15年の量産をめざす。二人乗りで全長は4840mmで2号車よりも
 690mm長く、車幅も広げた。

  (3月28日 日本経済新聞)


28. 商品力と原価両立(部品共通化)

  トヨタ自動車は、2015年以降の新車部品共通化プログラム「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」
 に沿って5つの柱を立てて商品力向上と原価低減に取り組む。例えばエアバックはヒップポイントを統一す
 ることで、50以上種類を10以下に削減できる。

  (3月28日 日刊自動車新聞)


29.富士重 ニューヨークでHVの概要公表

同社は米国ニューヨークで開催中の「2013年ニューヨーク国際自動車ショー」で、同社初のハイブリッド車の概要
を公表した。排気量2000ccの水平対向エンジンに独自開発したモーターを組み合わせて、スバ
ル車らしい走りの良さを実現したという。

  (3月29日 日刊工業新聞)


30.ホンダ 「フィット」に自動ブレーキ

同社は13年秋に発売する新型小型車「フィット」に衝突の危険を察知して自動的に車を止め
るブレーキシステムを設定する。さらに対向車を検知して回避操舵をアシストする進化型の衝突
 軽減ブレーキの実用化にもめどをつけた。

  (4月1日 日刊工業新聞)


部品・用品 第338号 



31.市光工業が2輪車用ランプ参入

  市光工業は2輪用ランプに参入。スズキ大型スクーターのヘッドライト納入を始めた。製造は
 伊勢原製造所で始めた。インドネシアでは、排気量110ccクラスのスクーターヘッドランプ
 を受注。市光インドネシアで生産する。

  (3月8日 日刊自動車新聞)


32.アステア キャップレスにする燃料供給用パイプ開発

  同社は、自動車の燃料給油口をキャップレスにする燃料供給用パイプを開発した。強度や耐久
 性を検証し、国内の自動車メーカーを対象に仕様や技術対応を進める提案を始めた。生産設備の
 開発にも着手し、15年に年間4万台の量産を目指す。

  (3月8日 日刊自動車新聞)


33.車間・路車間通信システム

  デンソーは、中国で23日から27日まで路車間通信を利用して交通システムの実証実験を実施する。公
 共バスと道路側の通信機器を活用し、バスが交差点で停止せずに通過できるスピードやバス停の発車タ
 イミングを知らせる。二酸化炭素の削減にも繋がる。

  (3月23日 日刊自動車新聞)


34.三菱自 EV・PHV用リチウム電池が溶損   

同社は、電動車両用リチウムイオン二次電池の不具合が2件発生したと発表した。18日に水島製作
 所内で充放電検査中の電気自動車「アイ・ミーブ」の電池が発火。21日に神奈川県の販売店で
「アウトランダーPHEV」の在庫車両の電池が溶損した。

 (3月28日 日刊工業新聞)


建機・農機 第338号 


35. 日立住友クレーンのクレーン

  同社は、新興国向け仕様のクローラークレーン「SCX70E」を発売。吊り上げ能力70tのクレー
 ンで、新興国での使いやすさを重視した構造が特徴。すでに新興国向けの55t吊りタイプを発売
 しており、シリーズに追加した。

  (3月7日 日刊工業新聞)


36.イワフジ工業の林業機械

  同社は、林業機械のフォワーダ「Uシリーズ」8機種をモデルチェンジし発売する。玉切りし
 た丸太を荷台に積んで林道を走行しトラックまで運ぶ高性能林業機械で、エンジンやポンプ、
 モーター、スプロケットなどを工夫した。

  (4月1日 日刊工業新聞)


データ  第338号 


37.トヨタ 来年度採用を1340人に

  同社は、13年度の社員採用人数を、12年度実績比で13人増となる1340人にすると発表した。
 主に大学卒が対象の事務職・技術職が若干増える分、企業内学園であるトヨタ工業学園の入学
 者が減る。3年連続して1300人台の採用が続く。

  (3月12日 日刊自動車新聞)


38.認証 8ヶ月振り減

国交省の発表によると、13年1月末工場数は、認証は前月比20減の9万2028で8ヶ月振りの減。
 指定は12工場増の2万9427でこちらは7ヶ月連続の増。運輸支局別は、中部、近畿、四国で前年
 同月件数を下回ったがそれ以外の地域は増加した。

  (3月14日 日刊自動車新聞)


39.国交省 車検証に定期点検履歴を記載へ

  同省は、自動車検査証へ新たに記載する項目として、点検・整備の実施方法ほか、省令に基
 づく定期点検履歴や、道路運送車両法に基づく指導履歴などを盛り込む方針だ。ユーザー車検
 を繰り返す自動車の使用者に点検・整備を促す。

  (3月15日 日刊自動車新聞)


40.中国向け世界の6割占める

  カナダのウインザ-大学自動車研究センタ-発表。12年の世界の自動車メ-カ-による対中投
 資額が93億ドル(8900億円)を超え世界自動車投資額の6割達する。02年から世界最大の投資先
 になっている。
   (3月22日 日刊自動車新聞)


41.13年2月の国内4輪生産 15.1%減

自工会がまとめた13年2月の生産・輸出実績によると、4輪車の国内生産台数は6カ月連
続で前年水準を下回り80万8194台(前年同月比15・1%減)となった。このうち乗用
車は同15・5%減の69万1732台。

 (4月1日 日刊工業新聞)


42.昨年度の新車販売 5年ぶり500万台超

自販連と全軽協が1日まとめた12年度の国内新車販売台数は前年度比9・6%増の521万
 291台と2年連続で増加し、5年ぶりに500万台の大台に乗った。ただ、エコカー補助金が終了し
 た12年9月以降は単月で前年割れが続いている。

  (4月2日 日刊工業新聞)


43.日系大手3社の中国新車販売

トヨタ自動車、日産自動車、ホンダの日系大手3社の3月の中国での新車販売は前年同月比7―
 17%減となった。トヨタが同11・7%減の7万5900台、日産が同16・6%減の11
 万台、ホンダが同6・6%減の6万1115台だった。

  (4月3日 日刊自動車新聞)

その他  第338号 


44.4年ぶりベア要求

  全トヨタ販売労働組合連合会は、3月19日に13年春闘の交渉状況を説明した。全トヨタ販労
 連が4年ぶりに賃金改善分を求める統一要求を設定した他、その他労組がベア1621円を要求して
 いる。

  (3月21日 日刊自動車新聞)

45.ファルテック再上場

  ファルテックは、3月19日に東京証券取引所第2部に再上場を果たした。終値は公開価格3940
 円を585円上回る4525円となった。ファルテックの株式公開は07年11月の上場廃止以来、5年4ヶ
 月ぶりとなる。
  (
3月21日 日刊自動車新聞)


46.車台番号の腐食に注意 

北海道運輸局は、北海道自動車整備連合会など自動車関係団体に「車台番号」を適切に管理す
  るよう文書で注意喚起した。凍結防止剤の塩害などで車台番号が腐食し、滅失する事例が増えて
  いるため。

  (3月27日 日刊自動車新聞)

47. 旧本社工場を売却

  前田金属工業は、旧本社工場の敷地・建物を売却した。売却価格は7億7400万円。売却した
 敷地面積約2770平方m、総延べ床面積5884平方m。2013年5月期決算で特別利益とし
 て、固定資産売却益を計上する見込み。

  (3月28日 日刊自動車新聞)


ニュース便覧 2013年4月号(通巻第338号) 

      
      平成25年4月3日編集
        編 集 委 員

委 員 長  滝本愼也 (有)滝本計器製作所
委   員  新保算章  旭産業(株)
委   員  山田勝己  三栄工業(株)
委   員   簡   恭   (株)東日製作所