きかいきぐ 第350号 


 1.スターの新型リフト

  同社は、新型リフト「ドッグピットリフト38Σ」の販売を開始。プレートとスイングアーム
 を装備しており、幅広い車種のリフトアップが可能。また、アーム付近の足元は広い足場スペ
 ースが取れる設計とした。スライド式延長テーブルを搭載。
 (5月8日 日刊自動車新聞)


 2.安全自動車のタイヤチェンジャー

   同社は、「ヨーロピアンタイヤチェンジャーHP」に「レバーレスキット」オプションを新た
 に追加したと発表。レバーの引き起こし作業が不要になり、ランフラットタイヤや低偏平タイ
 ヤの交換をスムーズに行うことができる。
 (5月8日 日刊自動車新聞)


 3.ヘスボンジャパンのチェンジャー

  同社は、ハイブリッド式タイヤチェンジャー「ホイールマスタープロ HJT-480」を発売。
 レバーあり、レバーレスを用途や使用者の状況に応じて使い分けられるもので、幅広いニーズ
 に対応するものとして展開していく。
 (5月12日 日刊自動車新聞)」 


 4.スギヤスのハンドブック

  同社は、自社製品ユーザーおよびリフトを使用する整備事業者に対し、リフトの安全な使用
 に関する啓発用ツール第二弾「自動車整備用リフト安全・ハンドブックVol.2」の配布を開始。
 同社では初版1万部を用意した。
 (5月12日 日刊自動車新聞)


 5.堀場製作所の排ガス測定装置

  同社は、自動車の排ガスに含まれる窒素酸化物や一酸化炭素などを測定できる車載型排ガス
 測定装置の新型「OBS-ONE」を開発したと発表。従来品比で6%小型化し、バッテリーなどを含
 む測定システムの重量と消費電力も最大50%削減した。
 (5月19日 日刊自動車新聞)


 6.東日製作所 小型無線ポカヨケ発信機発売

 同社は、ねじの締め忘れ防止に利用する「小型無線ポカヨケ発信機(T-FHSLS256)」を発売した。
 同製品を用いることにより、設定トルクに達するとリミットスイッチから接点信号を出すポカヨケレンチの有線タイ
 プを無線タイプにアップグレードすることができる。
 (5月22日 日刊自動車新聞)


 7.東洋精器工業のアライメントテスター

  同社は、3Dホイールアライメントアライメントテスター「RAV-TD3000HP・B」を発売。限ら
 れたスペースで効率的、精密なアライメント作業が可能なのが特徴。同機は、リフト高が任意
 のため、作業者は無理のない姿勢で作業が行える。
 (5月24日 日刊自動車新聞)


 8.サンコーのECO冷風機

  同社は、今春発売したECO冷風機3製品の販売台数が400台を突破したことを明らかにした。
 特に、自動車関連以外の業界からの引き合いが強く、「建設関連事業者からのニーズが高まっ
 ている」ことが販売を押し上げている。
 (5月26日 日刊自動車新聞)


 9.東日製作所が広告賞

  同社は、「トルクハンドブックVol.8」が「第35回2014日本BtoB広告賞」製品カタログの部で
 銅賞を受賞したと発表。同賞は日本BtoB広告協会が主催しており、製品カタログの部のほか、
 新聞広告の部など全12部門がある。
 (5月26日 日刊自動車新聞)



10.空研のライトクリーナー

  同社は、ヘッドライトの光沢を蘇らせる「ヘッドライトクリーナーセット」を発売。ヘッド
 ライトの白化現象や黄ばみを除去するクリーニング剤と、樹脂パーツの光沢を保つコート剤を
 セットにしたもの。
 (5月29日 日刊自動車新聞)

11.前田機工のパテ

  同社は、バンパーの補修に特化したバンパーパテ「VAMPIRE VP-600」を発売。PPから再生バ
 ンパーまでさまざまな樹脂バンパーの補修に対応する新製品。密着力と研磨性に優れ、作業効
 率の向上と作業者の負担軽減につながる。
 (5月29日 日刊自動車新聞)

12.ポータブル電源

  パーマンコーポレイションは、安全性を高めたポータブル電源「ニューパワー・ステーションDC12V 17Ahタイプ」を発
 売。バッテリー上がり時のスターターアップ補助とセルスタートの補助、バッテリー交換時の一時電源などの用途に
 適する。ブスター・セーフティスイッチを装着した。
 (5月30日 日刊自動車新聞)

 

カーアフター  第350号


13.JVCケンウッド リヤビューカメラ2機種を来月発売

 同社は、リヤビューカメラ2機種を6月上旬に発売する。開放値2.0の「CMOS―320」、開放値2.2の
 「CMOS―220」をラインアップする。1/3・6型のCMOSセンサーと高感度レンズを採用することで、最低被写
 体照度0・9ルクスの暗視性能を実現。
 (5月15日 日刊自動車新聞)



カーメーカ  第350号 


14.インドネシアで発売

  日産は、インドネシアで新興国向けブランド「ダットサン」を発売したと発表した。「GO+(ゴー・プラ
 ス)パンチャ」の名称で発売。排気量は1.2ℓで価格は8500万ルピア(約75万円)。
 新工場で現地生産する。
 (5月9日 日本経済新聞)


15.トヨタの今期見通し 2期連続で最高益更新

 同社は、15年3月期連結決算(米国会計基準)の営業利益が前期比で0・3%増の2兆
 3000億円と2期連続で過去最高を更新する見通しだと発表した。円安効果は薄れるが、北
 米で車両販売台数を伸ばした。
 (5月9日 日刊工業新聞)


16.トヨタ カムリ

  同社は、富士重工業の米インディアナ州の工場に委託している主力セダン「カムリ」の生産を16年
 秋に終えると発表した。富士重工業は16年末までに400億円を投じてインディアナ工場の生産力を
 10万台増やす計画をしていた。
 (5月10日 日本経済新聞)


17.富士重の今期見通し 3年連続で過去最高

 同社の15年3月期連結業績予想は、米国向けを中心に販売台数が伸び、売上高と各利益
 項目で3年連続で過去最高を見込む。連結販売台数は前期比11・0%増の91万6000台
 と、3年連続で過去最高を更新する見通し。
 (5月12日 日刊工業新聞)


18.軽 ライフ 販売終了

  ホンダは、軽自動車の主力車種「ライフ」の販売を近く終了する。新型軽の「Nシリーズ」の
 売れ行きが好調な為、世代交代を進める。生産はすでに終了しており、在庫限りで終える。
 1997年以来累計販売台数は173万台だった。
 (5月12日 日本経済新聞)


19.日産の今期予想 営業益7.4%増

 同社は、15年3月期連結業績予想の営業利益が前期比7・4%増の5350億円になる見
 通しを発表した。新興国通貨安が減益要因となるが、購買コストの削減など原価低減を進め
 増益を確保する。
 (5月13日 日刊工業新聞)


20.燃費1割向上

  トヨタは、小型車「ラクティス」を一部改良して発売した。排気量が1.3リットルのエンジンを改良
 して燃費を21.8kmと1割高めた。価格は161万円~195万円。主力の商品では改良前よ
 り9万5330円値上げした。
 (5月13日 日本経済新聞)


21.テラモーターズ 第三者割当増資10億円を実施

 同社は、電動バイクの生産体制強化に向けて総額約10億円の第三者割当増資を実施した
 と発表した。割当先は、みずほキャピタル、新生銀行、SMBCベンチャーキャピタルなど。
 増資後の資本金は16億676万円になった。
 (5月16日 日刊工業新聞)


22.マツダ マレーシア工場完成

 同社は、マレーシアで年産能力約2万台の車両組立工場を完成した。マレーシアとタイ向け
 のスポーツ多目的車(SUV)「CX―5」の量産を開始。14年内に量販車種である新型
 「マツダ3(日本名アクセラ)」のマレーシア向けの生産も始める。
 (5月19日 日刊工業新聞)


23.トヨタ SiCパワー半導体開発

 同社は、デンソー、豊田中央研究所と共同でハイブリッド車(HV)など電動車両向け炭化ケ
 イ素(SiC)製パワー半導体を開発したと発表した。モーターを制御するパワーコントロー
 ルユニット(PCU)に採用する。
 (5月21日 日刊工業新聞)

24.マツダ コロンビアでのノックダウン生産から撤退

同社は、コロンビアで自動車のノックダウン生産から撤退した。1月に新工場が稼働したメキシコや日本な
 どから、完成車を輸出する体制に切り替える。コロンビアとメキシコでの関税がなくなったことでメリット
 が薄れたため。
 (5月26日 日刊工業新聞)



25.昨年の 特許けん制力  トヨタ1位

特許調査会社パテント・リザルトがまとめた13年の自動車メーカーの「特許けん制力ラン
 キング」によるとトヨタ自動車が1位となった。ハイブリッド車の特許が他社の特許の審査過
 程で多く引用された。
 (5月26日 日刊工業新聞)


26.スーパーカブ 立体商標に登録

ホンダは、2輪車「スーパーーカブ」の形状が立体商標として特許庁の登録が決まったと発
 表した。58年の発売から一貫したデザインコンセプトを維持。特許庁から形状そのものがブ
 ランドであると認められた。
 (5月27日 日刊工業新聞)


27.特別仕様車完売

  マツダは、国内で25台限定で予約受付た「ロードスター」の誕生25周年記念特別車が完売した。専
 用ホームページで受付を開始後数分で完売。次いで100台の予約を米国で開始したが10分足らずで
 完売。世界で1000台限定発売する。
 (5月29日 日本経済新聞)


28.マレーシアに新工場

  ダイハツは、約150億円を投じてエンジン工場を新設すると発表した。年産能力は約14万基。約150
 人の従業員で生産を始める。生産するエンジンは排気量1300ccと1500ccの小型エンジンにすると
 みられている。
 (5月29日 日本経済新聞)


29.ホンダ 新FCVを日本初公開

同社は、15年発売予定の新型燃料電池車のコンセプトモデル「FCEVコンセプト」を日
 本初公開した。本社1階のショールーム「Hondaウエルカムプラザ青山」で、6月6日ま
 で展示するとのこと。
 (5月29日 日刊工業新聞)


30.三菱ふそう 3割安価な第2純正部品

同社は、補修用部品で純正品より価格を2―3割抑えた「第2純正部品」を国内に投入する。
 6月1日からワイパーブレードやオイルフィルターなど20品目を販売。クラッチなどの製品
 を順次追加する。
 (5月30日 日刊工業新聞)


31.トヨタなど4社 充電インフラ管理で新会社

トヨタ、日産、ホンダ、三菱自動車は、電動車両の充電インフラの普及に向け合同会社「日本充電サー
 ビス」を設立した。充電インフラの管理に加え、年内に4社のEVなどのユーザーに情報サー
 ビスを提供する。
 (6月2日 日刊工業新聞)


32.VW ポロに新世代3気筒エンジ

シュコダは、新世代の1.0リットル直列3気筒ガソリンエンジンの生産を開始したと発表し
 た。14年春、ジュネーブモーターショー2014で発表されたポロの大幅改良モデルに初搭載され
 るとのこと。
 (6月2日 GAZOO.COM)


部品・用品 第349号 


33.部品の内製拡大

  ホンダは、子会社の八千代工業に委託している自動車の足回り部品の組立を、自社工場に移管
 する。15年3月期末までに埼玉製作所狭山工場に移す。内製に切り替え、物流効率の改善や委
 託コストの抑制につなげる。
 (5月10日 日本経済新聞)



34.大成プラス 自動車向け構造体投入

同社は、3次元形状にプレス加工したアルミ板を2枚重ねて内部に発泡ポリプロピレン(PP)を射出成
 形した構造体「メタルサンド」の受注を始める。断熱性が高く、軽量なのが特徴で、EVなどの天
 井やエンジンルームの隔壁といったボディー部材に提案する。
 (5月15日 日刊工業新聞)


35.大成プラス 樹脂一体成形したステアリングメンバー

同社は金属と樹脂を一体成形する独自のナノ・モールディング技術(NMT)を使い、自動車
 部品のステアリングメンバーを試作した。重量は約2キログラムと鉄製の半分から3分の1に
 軽量化を実現。
 (5月20日 日刊工業新聞)


36.電子制御式可変ダンパーシステム

   ショーワは、上下加速度センサーなどの専用センサーを使わない電子制御式の可変ダンパー
 システムを開発した。既存の電子制御ダンパーに比べ、低コスト化と約2キログラムの軽量化
 を図れる。
 (5月22日 日刊工業新聞)


37.安全走行支援システム

  クラリオンは、トラック・路線バスなど業務用車両向けに「サラウンドアイ」を6月中旬に発売する。複数のカメ
 ラで撮影した画像を合成処理することで巻き込み事故や接触事故の防止に役立つ。2台のカメラシステム
 で18万9000円、4台カメラシステムで23万9000円。
 (5月28日 日本経済新聞)


38.IHI タイで自動車用過給器を減産

同社は、タイで自動車用過給器を減産する。タイ国内の経済低迷や政情不安に伴う自動車販売
 の減速を受け、子会社のIHIターボ・タイランドの14年度生産計画を当初見通し比約15%減の115万台に
 設定した。
 (5月28日 日刊工業新聞)


39.いいよねっと ヘッドアップディスプレー

同社は、ヘッドアップディスプレー「ガーミンHUD日本版」を6月25日に発売すると発表した。
 進行方向や交差点までの距離、目的地到着時間といった情報をダッシュボードに設置したリフレ
 クターに表示する。
 (5月30日 日刊自動車新聞)


                                          

建機・農機  第350号 


40. KCMのホイールローダー

  同社は、ホイールローダー「Z7シリーズ」の小型機種を国内発売する。「50Z7」と「60Z7」
 の2機種。掘削時の作業負担を検知して機械のけん引力を自動制御する機能を装備し、燃費を
 従来機比約15%低減した。
 (5月29日 日刊工業新聞)


41.コマツ 省エネ・高効率の新組立工場

同社は、国内の主力工場である粟津工場敷地内に新組立工場を竣工、生産を開始したと発表
 した。最新の省エネ、ICT、生産技術を導入することで、環境配慮と生産性向上を図った次世代
 組立工場を実現した。
 (6月2日 GAZOO.COM)


 データ  第350号 


42.認証・指定 ともに増加

 国交省の発表によると、14年3月末の工場数は、認証工場は前月比28増の9万2135工場で2ヶ
 月連続の増加。指定工場は30増の2万9613で5ヶ月連続増。専門認証工場は同92増の6306工場で
 8ヶ月連続の増となった。
 (5月19日 日刊自動車新聞)


43.アイシンAWの前3月期 売上高が初の1兆円超

 同社が発表した14年3月期連結決算は売上高1兆530億円(前期比8・0%増)、営業利益812
 億円(同25・8%増)、経常利益844億円(同31・5%増)、当期利益526億円(同30・4%増)と、す
 べての項目で過去最高を記録した。
 (5月8日 日刊工業新聞)


44.4月の中国新車販売 8.8%増の200万台

中国汽車工業協会は、中国における4月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、200万
 4200台。前年同月比は8.8%増と、14か月連続で前年実績を上回った。日系メーカーは、今春
 以降は、明確な回復基調にある。
 (5月12日 GAZOO.COM)


45.4月の日系メーカー中国新車販売 6社が2ケタ増

日系自動車メーカー7社の14年4月の中国新車販売台数は、ホンダを除く6社が前年同月比で2ケタ
 伸びた。日系トップの日産自動車は同14・7%増の11万8543台。3月下旬に発売したSUV「新型エクス
 トレイル」の受注台数が4月末までに2万台を超えた。
 (5月12日 日刊工業新聞)


46.4月の国内4輪生産 3.4%増

自工会がまとめた14年4月の生産・輸出実績は、4輪車の国内生産が前年同月比3・4%増
 の77万484台で、8カ月連続で前年同月実績を上回った。消費増税前の駆け込み需要の受注残
 がありプラスを確保。
 (6月2日 日刊工業新聞)

 その他  第350号


47.営業スタッフ2割増員

  サンコーは、全国の営業スタッフを今後3年間で約2割増やす。きめ細かなフォロー体制を構築し営業スタッ
 フの売上目標を明確に示し、評価する仕組みを作り上げる。人員拡大と目標管理システムを活用する
 ことで、主力整備機器と「ECO冷風機」の拡販を進める。
 (5月12日 日刊自動車新聞)


48.日立 グループ連携で自動運転高度化

同社は、日立オートモティブシステムズ、クラリオンと連携し、高速道路などでの一部運転の自動化を視野に
 入れた高度運転支援技術を共同開発する。外界認識や走行制御といった技術を活用しながら、
 20年を目安に車線変更の自動化などの実現を目指す。
 (5月12日 日刊工業新聞)


49.自動車8社1団体 内燃機関を共同開発へ

トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車など国内乗用車メーカーが内燃機関の研究開発を共同で進める。燃
 焼メカニズムの解明など各社が共通して抱える基礎的な研究課題に取り組み、20年までにガソリンエンジ
 ンとディーゼルエンジンの熱効率を50%とすることを目指す。
 (5月20日 日刊工業新聞)


50.グーグルが自動運転車

  インターネット検索大手の米グーグルは、自社で設計した自動運転車を公開した。ハンドル・アクセル・ブレーキ
 がなく開始と終了のボタンしかない。試作車はゴルフカートほどの大きさで2人乗り。センサーやカメラの情報
 を元に人工知能を備えたコンピューターが操作する。
 (5月29日 日本経済新聞)


51.カメラで無保険車を発見 

ナンバー自動読取カメラを使った「無保険車」の割り出しに、国土交通省が乗り出した。無保険車の
 割り出しに、持ち運びのできるナンバー読取のためのカメラを街頭検査時に仮設して、通過車両のナンバー
 を読み取る。
 (5月31日 GAZOO.COM)


52.米加州など8州330万台のZEV普及へ

米国カルフォルニア州など8州は、25年までに、330万台のZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)
 を普及させる計画を発表した。今後11年間に排出ガスヤスモッグによる有害物資の削減を目指すた
 めに、協力していく。
 (6月2日 GAZOO.COM)

ニュース便覧 2014年6月号(通巻第350号) 

      
      平成26年6月4日編集
        編 集 委 員

委 員 長  滝本愼也 (有)滝本計器製作所
委   員  新保算章  旭産業(株)
委   員  山田勝己  三栄工業(株)
委   員   簡   恭   (株)東日製作所