きかいきぐ 第354号 


 1.フォーラムとセミナー

    バンザイ大阪支店は「バンザイフォーラム2014明日へのビジョン」を開催する。ヘッドライトテスタやリフト、門
  型洗車機、足回り機器、省エネ照明など最新機器類を一同に揃える。セミナーは「事業承継と人材
  採用」などのノウハウなどを提供する。
   (10月2日 日刊自動車新聞)

 2.インパクトレンチ

   TONEは、エアーインパクトレンチ「ショートタイプ」(AI4200)を発売。全長108mmの超小型ボディータイプ。
  小型ながら最大トルク700ニュートン/メートルのハイパワーを実現。片手での操作性にこだわりアルミニウム合金製
  で、重さは1.3Kgと軽量。出力角は12.7ミリメートル。
   (10月16日 日刊自動車新聞)


 3.電磁加熱システム

   バンザイは「JOSAMインダクションヒーティングシステム」(JH1500)の販売を開始。軽量・小型を特徴とし
  サビによるボルト・ナットの固着をはずすほか、フレーム修正時の損傷面の過熱修正にも使用可能。インダ
  クター出力調整機能が追加され5段階調整ができる。
   (10月16日 日刊自動車新聞)



カーアフター  第354号 


 4.パンクトラブル増加 指定空気圧を知らない

 JAFは、アンケートを実施、その結果を発表した。調査結果によると、36%の人が自分の車
  の指定空気圧を知らず、推奨されている毎月1回空気圧チェックを行っている人は、14%に満
  たないことが分かった。
   (10月21日 GAZOO.COM)


カーメーカ  第354号 


 5.急速充電器設置が加速する

 日産は、EVなどの重要なインフラである充電施設の整備状況を説明した。30分程度でEVの電池容
  量の8割までの充電が可能な急速充電施設は、15年3月までに全国で約6000基になるとの見通し
  を示した。
   (10月1日 GAZOO.COM)

 6.クリーンディーゼルを増やしていくのは正しい

 ビー・エム・ダブリューのペーター・クロンシュナーブル社長は、日本でのディーゼルエンジン車の販売比率が3割に達
  していることを明らかにした上で、「クリーンディーゼルを増やしていくのは正しい判断だった」との
  考えを示した。
   (10月1日 GAZOO.COM)


 7.国内減産

   ホンダは10月から11月にかけて生産調整に入る。従来計画に比べて2割減らし、毎週金曜日
  を休止する。消費税増税の販売低迷で増えた在庫車を減らす狙いもある。4度に及んだリコール
  の再発防止のため、新車の発売を遅らせ「品質を総点検する」。
   (10月2日 日本経済新聞)


 8.マツダ、米国で最も燃費が優れる自動車

 北米マツダは、米国EPA(環境保護局)が公表した14年版の燃費報告書(暫定版)にお
  いて、マツダが1台当たりの平均燃費が最も優秀な自動車メーカーに2年連続で認定された、
  と発表した。
   (10月10日 GAZOO.COM)


 9.HV車700万台突破

   トヨタ自動車は、ハイブリット車(HV)の世界販売台数が700万台を突破したと発表。9月末時点は、
  705万台。初代「プリウス」発売から17年で達成した。「プリウス」は336万台、「アクア」が85万台を
  販売している。
   (10月15日 日刊自動車新聞)


10.燃料電池車、12月発売

   トヨタ自動車は水素燃料電池車を12月に発売する。年間生産台数は約700台の計画に、購入希
  望台数が1千台近くにのぼる。価格は700万円程度を想定しているが、購入補助金を見込み
  500万円程度に抑える方針。車名「ミライ」とした。
   (10月16日 日本経済新聞)


11.ホンダ 自動車エンジンのターボ効率改善

 同社は自社開発した小型航空機用エンジンのターボ技術を自動車に応用する。航空機のノウハウを活
  用して車用エンジンのターボ効率を高める。ターボエンジンの製品群を順次投入した後、次世代のエンジンに
  新技術を搭載する。
    (10月16日 日刊工業新聞)) 


12.トヨタ の欧州ハイブリッド車販売12%増

 同社の欧州法人、トヨタモーターヨーロッパは、14年1-9月の欧州市場におけるハイブリッ
  ド車の販売結果を公表した。総販売台数は10万8835台(レクサス含む)。前年同期比は12%
  増だった。
   (10月21日 GAZOO.COM)


13.ホンダ 次期シビックにターボ-車台も最適化

 同社は主力中型車の次期「シビック」に、直噴ガソリンエンジンにターボチャージャーを組み合わせて低燃費化
  する新直噴ターボエンジンを搭載する。16年めどの全面改良で実施する。シビックは世界で年約69万台を
  販売する量販車。
   (10月27日 日刊工業新聞)


14.いすゞ 中型トラックと大型トラックを改良

 クラス初の車線逸脱警報装置をオプション設定。車内搭載のカメラにより、車線に対する車両位置を検出し、
  車線を逸脱した場合に警報音とメーター表示による警告を促し、わき見運転や居眠り運転による事故
  を抑制する。
   (10月29日 GAZOO.COM)

部品・用品 第354号 


15.パイオニア テレマティクス端末のルームミラー型開発

 同社は、LTE通信モジュールを搭載したルームミラー型のテレマティクス端末を開発し、14
  年度中に市販市場向けに発売すると発表した。インターネットに常時接続し、リアルタイムで
  情報を取得することができる。
   (10月2日 日刊自動車新聞)


16.クラリオン 全周囲俯瞰カメラを独ポルシェに供給

 同社は車の上から全周囲を俯瞰するカメラシステムが、独ポルシェのスポーツカー「パナメーラ」にメーカーオプションと
  して採用された。これまで納入してきた日系車向けのシステムに比べ、車高の低いスポーツカーは技術的
  に難易度が高かった。
    (10月6日 日刊工業新聞)


17.スタンレー電気 車用ヘッドランプを開発

 同社は、ハイビームの配光を自動車制御することで先行車や対向車にまぶしさを与えること
  なく、夜間走行時の視界を確保できる自動車用ヘッドランプを開発し、受注を始めた。価格や
  販売目標は非公表。
   (10月7日 日刊自動車新聞)


18.吸気側の酸素濃度を測定する新型センサー

 日本特殊陶業はガソリン車やディーゼル車のエンジンの吸気側の酸素濃度を測定する新型センサーを開発し
  たと発表した。従来の酸素センサーはエンジンの排気側に搭載するが、新型センサーは吸気側に装着し、燃費
  向上につなげる。
   (10月16日 日刊工業新聞)


19.ダンロップ タイヤ安全点検の結果を発表

 住友ゴム工業は、全国54か所で実施した「ダンロップタイヤ安全プロジェクト」のタイヤ点
  検結果を集計、タイヤの整備不良は3台に1台程度あり、そのうち空気圧の過不足が最も多く確
  認された。
   (10月21日 GAZOO.COM)


20.世界で拡大するターボ需要

 三菱重工は今年度、生産能力一杯の646万台のターボチャージャーを供給する予定。これは12年度の
  1.5倍近くにもなる。さらに来年度以降は増え続ける需要に対応するため、さらに生産能力を
  引き上げる方針だ。
   (10月23日 GAZOO.COM) 


21.スタンレー電気のヘッドランプ

   同社は、17年にレーザー光源を用いたヘッドランプを市場投入する。LEDヘッドランプに比べ
  てハイビーム時で約1.7倍となる310mの照射距離を実現。既に性能面での開発はめどがついてお
  り、今後は実用化に向けて耐久性などを高める。
    (10月25日 日刊自動車新聞)


22.BRZ 向けスーパーチャージャー発売

 スバル車のカスタマイドブランド「ゼロスポーツ」は、スバル『BRZ』向けスーパーチャージ
  ャーシステムを発売した。大排気量車のようなリニアなフィーリングと加速を可能とした。税
  込み価格は53万7840円。
   (11月1日 GAZOO.COM)


23.IHI 車用過給器の米生産を6倍に

 同社は16年までに自動車用ターボチャージャーの米国生産を現状比6倍の年30万台規模
  に引き上げる。欧州の大手自動車メーカーがメキシコで立ち上げるエンジン工場向けに受注し
  たもよう。
    (11月3日 日刊工業新聞)

建機・農機  第354号 


24.クボタのトラクター

   同社は、15年4月からフランスで量産する新開発の畑作用トラクター「M7シリーズ」の概要
  を公表した。同社にとって畑作市場への本格参入となり、来年4月以降、欧州などで順次発売。
  型式は130馬力から170馬力までで3タイプを用意。
   (10月2日 日刊工業新聞)


25.バッテリー2種搭載フォーク

   住友ナコマテリアルハンドリングは、業界初となるリチウムイオンバッテリーと鉛バッテリー
  の2種類バッテリーを搭載した、電動フォークリフトを発売。稼働時間、バッテリー寿命とも
  に従来比約2倍になる見通し。
   (10月6日 日刊工業新聞)


26.住友建機の油圧ショベル

   同社は、14年排出ガス規制に対応する7tクラスの後方超小旋回型油圧ショベル「SH75X-6A」
  を、15年1月に発売する。新型エンジン「スペースファイブプラス」と油圧システム「シーズ
  プラス」の融合で現行比5%の燃費低減を実現した。
   (10月13日 日刊工業新聞)


27.コマツ ICT油圧ショベルを市場へ導入

 同社は、ICT油圧ショベルの市場導入を開始したと発表した。ICT油圧ショベルは、GNSSアンテナと基準局か
  ら得たバケット刃先の位置情報を施工設計データと照合。設計面を傷つけないように作業機操作を制
  御する。
   (10月24日 GAZOO.COM)

データ  第354号 


28.認証連続増 指定も増に

 国交省の発表によると、14年8月末の工場数は、認証工場は前月比67増の9万2210工場で3ヶ
 月連続の増、新規123、廃止56。指定工場も4増の2万9625で新規47、廃止43。専門認証工場は同
 23増の6412工場で13ヶ月連続の増となった。
  (10月9日 日刊自動車新聞)


29.ホンダ 世界生産が過去最高の225万台

 同社が発表した14年度上半期(4~9月)の四輪車の生産・販売・輸出実績によると、世界
  生産は前年同期比7.0%増の225万1395台と、年度上半期としては過去最高の数字で3期連続
  のプラスとなった。
   (10月23日 GAZOO.COM)。


30.富士重 世界生産が過去最高

 同社は、14年度上半期(4~9月)の生産・国内販売・輸出実績を発表した。それによると
  世界生産は前年同期比11.7%増の43万6054台と、昨年度に記録した上半期過去最高の台数を
  更新したことが明らかになった。
    (10月27日 GAZOO.COM)


31.日産 世界生産・販売が過去最高

 同社は、14年度上半期(4~9月)の生産・販売・輸出実績を発表した。それにによると
  グローバル生産台数は、前年同期比1.3%増の244万9563台で、年度上半期として過去最高
  を記録した。
   (10月27日 GAZOO.COM)


32.小糸製作所の中間決算 営業益5割増

 同社は、中間決算を発表、それによると売上高は3232億7900万円(前年同期比+21.0%)、
  営業利益は245億2000万円(+50.3%)、経常利益は256億0700万円(+47.1%)、四半期純
  利益は146億6100万円(+44.3%)だった。
   (10月29日 GAZOO.COM)


33.日立建機の中間決算 増収増益

 同社は、14年4-9月期の連結決算を発表。売上高3891億4200万円(前年同期比+4.1%)、
  営業利益253億6400万円(+1.3%)、経常利益249億1900万円(+48.8%)、四半期純利
  益は111億2500万円(+4.0%)。
    (10月30日 GAZOO.COM)


34.自動車輸出 4.9%減の223万台

 自工会は、14年度上半期(4~9月)の自動車輸出実績を発表した。それによると、四輪車
  の輸出台数は前年同期比4.9%減の223万5742台で上半期として2年連続のマイナスとなった
  ことが明らかになった。
   (10月30日 GAZOO.COM)


35.自動車国内生産 0.8%増の478万台

 自工会は、14年度上半期(4~9月)の自動車生産実績を発表した。それによると、四輪車
  の生産台数は前年同期比0.8%増の478万2877台となり、上半期としては2年ぶりにプラスとな
  ったことが明らかになった。
    (10月30日 GAZOO.COM)


36.米国新車販売 6.1%増

 オートデータ社は、10月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は128万1313台。前年同月比
  は6.1%増と、8か月連続で前年実績を上回った。日本メーカーでは、3位に復帰したトヨタが、18万0580台
  を販売した。
   (11月4日 GAZOO.COM)


37.10月の新車販売 4カ月連続マイナス

 自販連と全軽協が発表した14年10月の新車販売台数は、前年同月比6・0%減の39万6508台とな
  り、4カ月連続で前年同月実績を下回った。増税後の需要減が続き、9月の同0・8%減から2カ月ぶりに
  拡大した。
   (11月5日 日刊工業新聞)


その他  第354号


38.運転支援・自動運転システムで日本市場攻勢

 海外大手部品会社が運転支援・自動運転システムで日本市場に攻勢をかける。独コンチネンタルは近く日
  本で自動運転の公道実験を始める。日本の交通事情に合わせたシステムを作り、日系自動車メーカーから
  採用拡大を図る。
   (10月3日 日刊自動車新聞)


39.車検にOBD検査導入へ 

 国交省は、車検に車載式自己診断装置検査を導入する方針を明らかにした。排ガス浄化装
  置の劣化度合いをより正確に調べたり、衝突被害軽減ブレーキなど先進安全装置の状態を検
  査するのが主な狙いだ。
   (10月10日 日刊工業新聞)


40.方向指示器のシーケンシャル点灯を解禁

 国交省は、国連の「方向指示器」、「車幅灯、尾灯、制動灯、補助制動灯、前部上側端灯及び後部上
  側端灯」、「停止表示器材」に関して、相互認証協定に定める規則改定手続きを経て、国内基準に
  導入する。
   (10月10日 GAZOO.COM)


41.トヨタ 部品値下げ要求を一転見送り

 同社が14年度下期の取引先部品メーカーに対する部品価格引き下げを見送ったことが明らかにな
  った。トヨタと部品各社は1年に2回、部品の価格改定を交渉しており、一律で値下げ要求を見送った
  のは異例。
   (10月27日 日刊工業新聞)

ニュース便覧 2014年11月号(通巻第354号) 

      
      平成26年11月5日編集
        編 集 委 員

委 員 長  滝本愼也 (有)滝本計器製作所
委   員  新保算章  旭産業(株)
委   員  山田勝己  三栄工業(株)
委   員   簡   恭   (株)東日製作所