きかいきぐ 第369 


 1.新たにスキャンツール

  ヤマト自動車は、機械工具の独自プライベートブラウンド(PB)Seednew(シーズニュー) 
 の新商品として故障診断器を開発し、4月から販売。国産8メーカー、大型車4メーカー、
 輸入車9メーカーに対応できる。
  (4月15日 日刊自動車新聞)」


 2.電動車向けに絶縁工具

  アールエスコンポーネントは、感電の恐れのある電動車両などに対応した絶縁工具を発売。
 ペンチやスパナなど150点。吸水性の低いナイロンを使用して絶縁性を向上させた。HV車や
 電気自動車などの自動車メーカーなどに拡販する予定。
  (4月20日 日刊自動車新聞)


 3.大型車専用サイドスリップテスター

  安全自動車は大型車サイドスリップテスターSTシリーズ「ST-2015A」を発売。軽自動車から
 大型車、輸入車まで幅広い車種に対応。測定結果を表示する標示計はスタンダードタイプと吊
 下げタイプ、表示数値はアナログとデジタル式がある。
  (4月21日 日刊自動車新聞)


 4.首都圏トレーニングセンター

  イヤサカは、首都圏トレーニングセンターを開設した。商品のPRや、社内研修を開催し社員の知識・技術
 を学ぶ場として活用する。6月末をめどに各支店内にも整備する方針で積極的な設備投資によ
 り組織全体で営業体制の底上げを図る。
  (4月22日 日刊自動車新聞)


 5.KTCのインパクトレンチ

  同社は、自動車のホイールナットの締緩作業に最適なインパクトレンチ「JTAE472」を発売。
 ティージングスロットル、新ブレーキ機構、新型バッテリーを新たに採用。最大トルクが500N.m
 と締まり過ぎたボルトでも確実に作業ができる。
  (4月25日 日刊自動車新聞)


 6. ボルトナットの締緩作業に最適

  KTCは、ボルト・ナットの締緩作業に最適な「JTAE-411」を発売。締め過ぎを防止するトルクリミット機能
 を搭載(正回転・右回転のみ)した。トリガーの引き具合で回転調整できるティージングスロットルやトリガー
 を離すとすぐに回転が止まるブレーキ機能も採用。
  (4月25日 日刊自動車新聞)


 7.不良ゲージの撲滅

  旭産業は、タイヤゲージの校正を促し、不良ゲージの撲滅に力を注ぐ。9月30日まで「簡易制度チェッ
 カー特別キャンペーン」を実施。活動の一環として、新商品「SC-90K」を特別価格で提供。高精度でデ
 ジタル式、タイヤの空気圧測定やタイヤゲージの精度が行える。
  (4月28日 日刊自動車新聞)


 8.2柱門型リフト

  安全自動車はリフト「NSP・OSP」「NSA・OSA」「SPA」の各シリーズでモデルチェンジを行い、対応車種
 を広げた。埋め込み仕様にし、床面をフラットにでき、本体の高さを低くし有効寸法を拡大。3段
 階アームを標準化して2tトラックまで幅広い車両に対応できる。
  (4月28日 日刊自動車新聞)


 9.カイセのバッテリーチェッカー

  同社は、自動車用および産業用バッテリーのCCA値を測定し、バッテリーの良否を判定するチ
 ェッカー「SK-8550」を発売。従来製品SK-8535に新機能が追加されたもの。最新のJIS規格型
 式と海外規格(EN/DIN,SAE/BCI)に対応。
  (自動車工学 6月号)

 

 カーアフター 第369号 


10イーバランス ソーラーパネル式の換気扇を発売

同社は、ソーラーパネルで車の換気を行う「ルームメイト自動車用ソーラーパワー換気扇 EB
RM200A」をリニューアルして発売した。ソーラーパネルで、車の窓に取り付けた小型ファンを
回し、換気を行う。

 (
日 日刊自動車新聞)


11.ソニックデザインの新商品

  同社は、メルセデス・ベンツ車専用のサウンドチューンアップ商品「ソニックデザインサウンドス
 ウィート」を、メルセデス・ベンツ日本から、純正アクセサリーとして受注したと発表。純正アクセ
 サリーとしての製品保証を用意する。

  (
日 日刊自動車新聞)

カーメーカ  第369号 


12.日野自 車線逸脱警報を装備したトラック

  同社は、小型トラック「日野デュトロ」の安全装備を拡充する。衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報を標
 準装備した車型を設定して安全性能を高めた。フロントウインドウの上部中央に単眼カメラを新たに装備して
 機能を拡充。
  (4月14日 日刊工業新聞)


13.トヨタ  工場の大半を段階的に休止

   同社は、熊本地震で部品調達に影響が出ているため、18日から23日まで国内の完成車組み立て
 ラインの稼働を段階的に停止すると発表。熊本県を中心に相次いでいる地震で部品調達に影響が出
 ているため。
  (4月17日 DIAMOND ONLINE)


14.欧州EV販売 45%増の7500台

欧州日産は、15年度の欧州EV販売の結果を公表した。総販売台数は、およそ7500台。前年比は45%
 増と大きく伸び、4年連続で増加した。欧州市場での日産のEVは2011年3月、『リーフ』を投入したのが
 最初。
  (4月21日 GAZOO.COM)


15.三菱自 軽の燃費偽装

   同社は、軽自動車の燃費を実際より良くみせるため、試験データを不正に操作していた。対象は三
 菱自の「eKワゴン」や日産自動車向けに生産する「デイズ」など計4車種62万5000台。該当車の生産と販
 売を停止。
  (4月21日 日刊工業新聞)


16.ボルボ 100万台の電動化車両を販売へ


   同社は、25年までに最大100万台の電動化車両を販売することを内容とした新たな目標を発表
 した。それによるとボルボカーズは電動化車両として、プラグインハイブリッド車(PHV)に力を入
 れている。
  (4月22日 GAZOO.COM)


17.ホンダ クラリティ EVとPHVの派生が決定

同社の新型燃料電池車、『クラリティ フューエル セル』。同車から、2種類の電動パワートレイン車が派生するこ
 ととなった。ホンダが米国ミシガン州デトロイトで明らかにしたもので「クラリティ フューエル セルに17年、EVとPHVを
 設定する」と発表している。
  (4月22日 GAZOO.COM)


18.三菱自 水島製作所の生産停止2-3カ月

同社の相川哲郎社長は、記者団の取材に応じ、燃費試験データの不正操作問題で停止した水島
 製作所の軽自動車の生産について語ったがそれによると「まだ分からないが、停止期間が2~3カ月
 に及ぶことは覚悟している」とした。
  (4月22日 日刊自動車新聞)


19.ホンダ タイ新工場のラインに セル方式 採用

同社は、新型の量産完成車組み立てライン「ARCライン」を、3月に稼働したタイの4輪新工場に
 導入したと発表した。作業者が幅広い工程を持ち、複数部品を取り付ける「セル生産方式」のユニ
 っトをラインに組み込んだ。
  (4月25日 日刊工業新聞)


20.富士重IBM運転支援システム分野での協業

両社は、高度運転支援システム分野での協業を開始。アイサイトの実験映像データの解析シス
 テム構築とIBMのクラウドおよび人工知能技術を活用した検討に着手したと発表した。実験映像
 データを集約して統合的に管理する。
  (4月25日 GAZOO.COM)


21.ホンダ 世界生産台数473万台で過去最高

同社は、15年度の四輪車の世界生産台数を発表。それによると前年度比6.4%増の473万1750
台と3年連続で過去最高を更新した。国内生産は同12.3%減、海外生産は過去最高となり、トータルで
も同10.9%増の397万0851台。
 (4月26日 GAZOO.COM)


22.マツダ 世界生産台数150万台突破

同社は、15年度世界生産台数を発表。それによると前年度比14.3%増の157万1199台で、4年連
続のプラスとなった。国内生産は、同7.6%増の98万9401台で2年ぶりのプラスとなった。海外生産は同
27.7%増の58万1798台。
 (4月26日 GAZOO.COM)


23.日産 海外生産 販売台数で過去最高

 同社は、16年3月の生産・販売・輸出実績を発表。それによると、グローバル生産台数は前年同
 月比6.0%増の47万5001台で、2か月連続のプラスとなった。海外生産は同8.3%増の40万1766台と
 11か月連続増となったとのこと。
  (4月27日 GAZOO.COM)


24.ダイハツ 総生産台数が100万台割れ

 同社は15年度の生産・販売・輸出実績を発表。それによると、グローバル生産台数は前年度比
 13.0%減の93万8572台で3年ぶりの100万台割れ、2年連続のマイナスとなった。国内生産は同15.0
 %減の66万1168台となったとのこと。
  (4月27日 GAZOO.COM)


25.日野自動車 国内販売6年連続プラス

同社は、15年度の生産・国内販売・輸出実績を公表。それによると、グローバル生産台数は前
年度比5.1%減の17万3503台で、6年ぶりのマイナスなった。国内販売は同4.8%増の6万0651台と6年
連続のプラスとなったとこのこと。
 (4月27日 GAZOO.COM)


26.マツダ 営業益が最高

  同社の3月期決算が公表された。それによると売上高が4期連続、営業利益が3期連続で増
 加した。また、営業益は過去最高となったとのこと。小飼社長は「商品、販売、生産、アライ
 アンスの各部門で構造改革が進展した」と述べた。
   (4月28日  日刊自動車新聞)


27.三菱自 国内の受注半減

  同社は、3月度決算会見で燃費不正による影響で国内販売が半減した。相川社長は深々と謝罪
 した。「もう一度許されるなら復活するべく再発防止に向けたアクションをとって行く」と信頼
 回復への思いをのべた。
   (4月28日 日刊自動車新聞)


28.新型高級セダン

  GMの日本法人は主力の高級セダン「キャデラックCT6」を9月発売すると発表した。13の高圧
 鋳造アルミニウム部品を組み合わせた車体で最軽量になる。価格は998万円。新型の3.6LV6
 エンジンを搭載し、燃費を9%向上させた。
  (4月28日 日本経済新聞)


29.ピックアップトラック生産

  いすづ自動車は、インドで生産を開始した。印南東部に新工場で3~4年後をめどに年産5万台
 のフル稼働を目指す。販売の推移をみながらインドからの輸出も検討し、生産能力を将来は年12
 万台に引き上げたい考え。
  (4月28日 日本経済新聞)


30.スズキ 今年度の世界生産305万台

同社は、16年度の4輪車の世界生産計画を305万台超に設定したと発表した。達成すれば14年度
の304万台を超え過去最高となる。シェア首位のインドでの生産は150万台規模となる。国内生産は、
15年度を下回る見通し。
 (5月3日 日刊工業新聞)


31.ホンダの船外機

  同社は、小型4ストローク2馬力船外機「BF2」をモデルチェンジし、全国のホンダ船外機取扱
 店で発売すると発表。丸みを帯びた親しみやすいデザインに刷新し、燃料タンクの容量をクラス
 最大の1.1ℓに拡大して航行可能距離を伸ばした。
  (5月7日 日刊自動車新聞) 


32.いすゞ インドに挑む

同社は、インド南部にピックアップトラックの工場を開設した。タイのピックアップトラック
市場でシェア2位のいすゞ。同社は「製品に自信を持っているがインド市場は特殊性がある」と攻略
の難しさを認識する。
 (5月9日 日刊工業新聞)

33.ガソリントラック市場縮小

  ガソリンエンジン(GE)搭載のトラック市場が縮小していることが明らかになった。2トン積
 みトラック以上では全てのメ-カ-がGE車の設定を廃止しており、残るは1トン積みクラスのみ
 となっている。
  (5月10日  日刊自動車新聞)


部品・用品  第369号 


34.電動パワステ 25年には8610万台に拡大

   矢野経済研究所は、電動パワーステアリングシステムの世界市場の調査を実施。15年のEPS世界
 市場規模は出荷数量ベースで4700万台、EHPSは400万台で合計5100万台の見込み。北米や中国で今
 後の伸びが期待される。
  (4月15日 GAZOO.COM)


35.GSユアサ パナソニックの鉛電池事業買収

同社は、子会社GSユアサがパナソニックの自動車用・電動車両用の鉛電池事業を買収することで
 最終合意したと発表した。パナソニック子会社パナソニック・ストレージパッテリー、中国瀋陽、タ
 イの鉛蓄電池事業を譲り受ける。
  (4月20日 GAZOO.COM)


36.英国の車部品産業 国内回帰

   英国の自動車部品産業に国内回帰が広がっている。日産のサンダーランド工場に部品を納めるカ
 ルソニックカンセイやユニプレスがかつて現地生産していた部品を、新興国産に切り替えたが現地
 生産に戻している。
  (4月21日 日刊工業新聞)


37.デンソー 世界130工場をIoT化

同社は20年をめどに世界全130工場にIoTを導入すると発表した。生産性30%向上を目指す。工場
 だけでなく生産準備部門にも導入し、その後は仕入れ先も“つなぐ”範囲に加える。IoTはドイツ勢、
 米国勢が先行する。
  (4月22日 日刊自動車新聞)


38.日立 自動運転ソフトを無線で更新

同社は18年に、自動運転車の実用化に必須となる電子制御ユニット(ECU)更新技術の提供を始め
 ると発表した。それによるとECUのソフトウェアを無線通信で、従来比10分の1の短時間で遠隔更
 新できる技術を開発したとのこと。
  (4月28日 日刊工業新聞)


39.埼央エンジ 6サイクルガソリンエンジンの走行実験

 同社は、ところざわ自動車学校と共同で、6サイクルガソリンエンジンを搭載した軽自動車の走行
 実験を始めたことを発表した。同学校の練習コースを最高時速60キロメートルほどで走行し、安定
 した走りを確認した。
  (4月29日 日刊工業新聞)


40.空気圧の過不足 最多

 住友ゴムは全国47都道府県52会場で実施した「ダウンロップ 全国タイヤ安全点検」の結果を
 報告。点検車両のタイヤ整備不良の内、燃費や走行性能の悪化、偏摩耗の原因となる「空気圧の過
 不足」が最も多く確認されたとのこと。
  (5月5日 日刊工業新聞)


建機・農機  第369 


41.日立建機の前3月期 当期益66%減

同社の16年3月期連結決算が公表された。それによると当期利益が前期比66・2%減の88億円。税
負担の影響を受け、大幅な減益となった。売上高は日本とインドが増えたが、減収の地域が多く、特に
中国は同26%減の538億円。
 (4月28日 日刊工業新聞)


42.農機も自動運転化へ

   クボタは、業界初となるGPS搭載農機「ファームパイロットシリーズ」の第1弾として、直進時自動
 操舵機能付田植機「ラクエル EP8D-GS(8条植)」を9月1日より発売すると発表した。価格は392万2560
 円よりとのこと。
  (4月29日 GAZOO.COM)


データ  第369号 


43.トヨタ欧州販売 5.1%増の24万台

同社は、16年第1四半期の新車販売の結果を公表した。総販売台数は24万1599台。前年同期比は
 5.1%増だった。ブランド別では、トヨタが前年同期比4.3%増の22万3541台。レクサスは、前年同期比
 14.6%増の1万8058台。
  (4月21日 GAZOO.COM)


44.世界販売 トヨタが2年ぶり首位

15年度の世界新車販売において、トヨタがフォルクスワーゲンを上回り、2年ぶりの世界一に返り
咲いたことが分かった。トヨタの世界販売(ダイハツと日野を含む)は、約1009万4000台。前年度に対
して、0.7%減。
 (4月27日 GAZOO.COM)


45.指定10ヶ月連続増 

国交省の発表によると、16年3月末の工場数は、認証工場が前月比5増の9万2165工場。指定工場
 は31増の2万9865で10ヶ月連続増。専門認証工場は6780工場で21件の増加。前年同月比は認証は84
 減、指定は116増、専門認証は225増。
  (5月9日 日刊自動車新聞)  

そ の 他  第369号 


46.名大がトンネル内の位置把握技術を開発

測位衛星技術と名大は、自動運転システムの実現に向け、従来の衛星測位技術では困難だったト
 ンネル内で高精度な位置を維持し続けられる測位技術を開発した。GNSSとIMUに加え、新たにLDVを
 組み合わせた。
  (4月26日 日刊工業新聞)

                                                

ニュース便覧 2016年5月号(通巻第369号) 

      
      平成28年5月11日編集
        編 集 委 員

委 員 長  滝本愼也 (有)滝本計器製作所
委   員  新保算章  旭産業(株)
委   員  山田勝己  三栄工業(株)
委   員   簡   恭   (株)東日製作所