機 械 器 具  373


 1.11月末までオータムセール

  TONEは11月末まで3カ月間、全57品製品を対象に「Autm Sale2016」を実施。メンテナンスや整備に
 最適な工具を厳選し、3種類から選べる新型ツールバックに搭載した買い得な限定工具セットを用意し
 た。小売価格から30~50%オフの特価で提供する。
  (9月22日 日刊自動車新聞)


 2.コードレスインパクトレンチ

  KTCは、トラック・バスなど10tクラスの大型車に最適なコードレス&ハイパワーモデル「19.0sq・コードレスインパクト
 レンチセット」を10月から発売。大容量のリチウムバッテリーを2個備え、最大トルク1000ニュートン・メートル、トリガーの引
 き具合で回転を調整できるティージングスロットルを採用。
  (9月23日 日刊自動車新聞)


 3.空気自動充てん装置

  旭産業は、大型車タイヤ向け空気自動充てん装置の新型「TB(トラックバス)インフレーター」(TB-5CA)
 を投入した。1台で最大5本の同時充てんが可能。充てん完了時はブザーとLEDランプで作業完了
 を知らせる。圧力設定範囲は0~950キロパスカル。
  (9月23日 日刊自動車新聞)


 4.ベッセルの電動ドライバー2種

  同社は、100V電源に接続して使用する電動ドライバー2種を発売。人間工学に基づいた「エル
 ゴノミックデザイン」を採用し、レバー位置が指にフィットする形状にした。パソコンや空調、
 家電機器などの薄板タッピングに対応する。
  (9月27日 日刊工業新聞)


 5.サンコーが下取りセール展開

  同社は、エア式中型インパクトレンチ「SA-2681」と充電式インパクトレンチ「4158」の下取
 りセールを展開中。発売記念と銘打ち、下取りを条件にエア式を5000円、充電式を3000円値引き。
 両機とも限定1000台を代替え需要の促進につなげる。
  (10月3日 日刊自動車新聞)

 

 カーアフター 第373号 


 6.LEDウインカーバルブキット

  バックアップデザインは、LEDウインカーバルブキットを発売。3種類のアダプターを用意し
 たことで、ほとんどの車種に取り付け可能。従来のハロゲンウインカーバルブを交換するだけ
 でLED化できる。参考取り付け時間は30分。
  (9月20日 日刊自動車新聞)

   

カーメーカ  第373号 


 7.ディーゼル車が欧州から消える?

ルノーの幹部が、ディーゼルエンジンを搭載した車両が将来的に欧州から姿を消す可能性があ
るとの予想を示した。VWの排ガス不正を受けた規制強化によりコストが高まっていることが要因
とのこと。
 (9月9日 日刊工業新聞)


 8.トラックの無人隊列走行を実証試験

豊田通商、国内商用車メーカー4社、ジェイテクト、日本信号、ナブテスコなどはトラックの自動
けん引システムを開発し、3台以上を連結した後続無人隊列走行の実証試験を18年度に実施する。
後続車両が無人の隊列走行はドライバー不足の解消や渋滞緩和、事故抑制につながる見通し。
 (9月13日 日刊工業新聞)


 9.フォード 25年にも完全自動運転車を市販

同社のフィールズCEOは、米ミシガン州の本社で講演し、人による操作が全く不要で、ハンドル
やペダルなどもまったくない完全自動運転車を25年にも消費者向けに発売できるとの見通しを
示した。
 (9月14日 日刊工業新聞)


10.自動運転関連特許ランキング トップはトヨタ

パテント・リザルトは、関連米国特許3620件について、個別特許の注目度を得点化するパテント
スコアをベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行った。特許総合力ランキングは、1位ト
ヨタ自動車となった。
 (9月14日 GAZOO.COM)


11.トヨタ自動車九州 品質で世界一受賞

同社は、工場品質世界一に認められた本社宮田工場第2ラインを報道関係者に公開するととも
に授賞式を行った。米J・D・パワーの16年初期品質調査(IQS)プラントアワードでプラチナ賞を受
賞したことによる。
 (9月15日 日刊工業新聞)


12.トヨタ 田原工場に風力発電

同社は20年をめどに田原工場で最大出力2万6000キロワットの風力発電設備を稼働すると発表
した。それによると生産用の電力として使う計画で、同工場の二酸化炭素(CO2)排出量を約1割削
減できるとみている。
 (9月16日 日刊工業新聞)


13.トラクター好調

トラックの運転手不足などを背景に、一度に多くの荷物を運べるトラクターの販売が伸びてい
る。けん引する荷物の重さや長さを緩和する規制緩和も販売を後押しする。いすゞはトラクターの
専門組織を立ち上げ。
 (9月20日 日刊工業新聞)


14.三菱ふそう 電気トラックを日米欧で販売

同社は、17年後半から日米欧で電気だけで走る小型トラックを販売すると発表。航続距離は
最大となる3トンの荷物を積んだ場合で100キロメートルを実現。市街地での短距離輸送の利用
を見込む一部の顧客に納入。
  (9月22日 日刊工業新聞)


15. 仏ソフト会社を買収

  ルノー・日産アライアンスは、フランスのソフトウエア開発会社シルフェオを買収し、コネ
 クティドカーやモビリティサービスプログラムを拡充すると発表。ルノー・日産は20年までに
 自動運転技術を10車種以上に採用する計画。
  (9月23日 日刊自動車新聞)


16.大型トラックで相次ぎ新型

商用車メーカーが17年に強化される排出ガス規制に向けて、国内市場向けに大型トラックの新
型車を投入。三菱ふそうトラック・バスは車両の稼働状況を遠隔監視して故障を未然に防ぐネッ
トワークサービス対応車を発売する。
 (9月27日 日刊工業新聞)


17.トヨタグループの世界生産 14.9%増

同社の16年8月の生産・国内販売・輸出実績によると、ダイハツ、日野を含むグローバル生産台数
は前年同月比14.9%増で4か月連続のブラスとなた。また国内生産は同14.4%増の30万3500台で4か
月連続のプラスに。
 (9月28日 GAZOO.COM)


18.ダイハツの総生産台数 4か月連続プラス

同社の16年8月の生産・国内販売・輸出実績によると、世界生産台数は前年同月比33.4%増の8万
6119台で、4か月連続のプラスとなった。また国内生産は同28.1%増、海外生産もインドネシア増加
し、同42.4%増となった。
 (9月28日 GAZOO.COM)


19.BMW 新型EVを投入

同社は、電気自動車「BMW i3」の新モデルを発売すると発表した。大容量のリチウムイオン電池
を搭載し、1回の充電で走れる距離を、JC08モードで従来比70%増の390キロメートルとした。価格
は499万円からと据え置いた。
 (9月28日 日刊工業新聞)


20.新型セレナ2万台受注

  日産自動車の新型セレナの受注が発売から約1ヶ月で2万台を超えたと27日に発表した。月間販
 売目標の8千台を上回った。高速道路の同一車線上での自動運転技術「プロパイロット」をオプションで
 選択できる。購入者の7割が同技術を選んでいる。
  (9月28日 日刊自動車新聞)


21.インフィニティ 量産型可変圧縮比エンジンを公開

日産はフランスで開幕したパリモーター2016において、世界初の量産型可変圧縮比エンジン、
「VC-T」を初公開した。同技術は、走行状況に合わせて、ピストンの上死点の位置をシームレスに変
化させることができる。
 (9月29日 GAZOO.COM)


22.フォ-ドの完全撤退

  米フォ-ド・モ-タは、日本での全ての事業を終了して撤退する。日本法人と直営販売会社
 を閉鎖し、全国の地場資本ディ-ラ-との契約も解除する。今後収益確保に向けた合理的な道筋
 が立たない。と1月に表明した。日本での90年余りの歴史に幕を閉じる。
  (9月30日 日刊自動車新聞) 


部品・用品  第373号 


23.米ウーバー 「無人タクシー」実証開始

同社は、自動運転車を「無人タクシー」として提供する配車サービスの実証試験を米ペンシルベ
ニア州ピッツバーグで開始したと発表。公道で一般人を乗せて行う本格的実証試験は米国で初め
てとなる。
(9月16日 日刊工業新聞)


24.市光工業の電子ルームミラー

  同社は、電子ルームミラー「デジタル式インサイドカメラモニターシステム」の生産を開始し
 たと発表。日産自動車の新型「セレナ」向けに納入する。ミラー製作所で製造し、11月には月間
 1万6千個を生産する計画。
  (9月23日 日刊自動車新聞)


25.車の制御システムの安全性を自動で検証

日立は、自動車制御システムの安全性を自動検証する手法を開発した。設計者ごとに異なる安全
要件の記述を簡略化してパターン化し、記述が正しいかの確認と、類似システムなどの検証を効率化
するとのこと。
(9月26日 日刊工業新聞)


26.タカタ 米子会社売却

  欠陥エアバックの大規模リコ-ルで経営が悪化しているタカタがリコ-ル費用を捻出するため、
 内装材を製造する米国子会社を売却する。売却するのは、1989年に買収した「ア-ビン・オ-トモ
 -ティブ・プロダクツ」で年間売上高は500億~600億円と見られる。
  (9月28日 日刊自動車新聞) 


27.走行レーンの自車位置推定技術

日立オートモティブシステムズは、自動運転車向けに業界初となる自車位置推定技術を開発した。自動運
 転車両は、自車位置を常時検出することが求められており、高精度で安定した位置検出を行う
 必要がある。
 (9月28日 GAZOO.COM)


28.ボッシュ 自動運転車 国内初公開

同社は、自動運転車のテスト車両を日本で初公開した。テスト車両はドライバーの監視下で運転責
任を車両システムが担う「レベル3」の自動走行機能を持たせており、21年には高速道路上で完全
自動運転を実現する。
 (9月29日 日刊工業新聞)

29.小糸製作所 ブラジルに生産拠点を設立

同社は、ブラジルに自動車用照明機器の製造・販売の子会社を設立したと発表。同国は、世界第5位
となる約2億人の人口を有するとともに、日系・欧米系自動車メーカーが進出する自動車産業の集
積地となっている。
 (9月29日 GAZOO.COM)


30.車8社の8月の世界生産10%増

乗用車メーカー8社が8月の生産・販売・輸出実績を発表した。それにによると、世界生産は前年
同月比10・2%増の218万8712台だった。米国や中国を中心に海外生産が伸びたほか、新車効果や輸出
増を受けて国内生産も増加。
 (9月29日 日刊工業新聞)


31.パイオニア マルチドライブアシストユニットを発売

同社は、先進運転支援機能を搭載した、サイバーナビ用マルチドライブアシストユニット「ND-MA1」
を9月下旬より発売。経済産業省の「次世代高度運転支援システム研究開発・実証プロジェクト」の知見を用い
た新製品。
 (9月14日 GAZOO.COM)


農機・建機  第373号 


32.コマツ 新型の対人地雷除去機 ラオスに投入

同社は新型の対人地雷除去機(不発弾処理用)を開発し、ラオスに投入した。新型機は油圧ショ
ベル「PC130―8」をベースに、特殊なバスケットを装備。硬い金属に覆われている不発弾を破壊す
ることができる。
 (9月23日 日刊工業新聞)


33.コマツの超大型ダンプ

  同社は、超大型ダンプトラックに最大機種を追加。電動駆動式の超大型ダンプトラックで、
 同社最大機種となる「980E-4」を市場投入した。従来の最大機種「960E-2」などで培った品質
 をベースに、米子会社のコマツアメリカが生産する。
  (9月27日 日刊工業新聞)


34.日立建機の鉱山用ダンプトラック

  同社は、鉱山用ダンプトラックに関する新たな技術を開発したと発表。障害物検知を支援す
 る技術と、車車間通信による安全運転支援システム。同社は、鉱山用ダンプトラックの無人化
 に向けた要素技術の一部を応用して、新技術を開発した。
  (9月27日 日刊工業新聞)


35.コマツ キャブレス無人ダンプ車両を開発

新機種は、有人車両をベースにしたこれまでのダンプトラックと異なり、鉱山現場における無人稼働
のメリットを最大限に発揮できるよう、無人専用の車両として新規に開発中で、将来の市場導入を目
指している。
 (9月27日 GAZOO.COM)


36.コベルコ建機のクローラークレーン

  同社は、クローラークレーン3機種を国内で発売したと発表。待機時に安全など一定の条件
 が整うとエンジンが自動的に停止する「オートアイドルストップ」機能を搭載し、燃料消費量
 と二酸化炭素の排出を削減する。
  (9月29日 日刊工業新聞)


37.キャタピラージャパンのショベル

  同社は、ミニ油圧ショベル4機種を発売。板厚が増して耐久性を確保したアームを搭載、土
 木作業や道路工事などで利用できる。オプションの装備品もそろえ、作業機と走行のそれぞれ
 の動作に最適なエンジン回転数を得られるよう制御できる。
  (10月3日 日刊工業新聞)


38.日立建機 常陸那珂工場に実演場開設

同社は、常陸那珂工場に情報化施工の実演場「ICTデモサイト」を開設した。情報通信技術(ICT)を
活用した油圧ショベルの性能や飛行ロボット(ドローン)による測量など、工事現場の生産性を高める技術
を紹介する。
 (10月4日 日刊工業新聞)


データ  第373号 


39.日野自動車 国内生産がプラス

同社は、16年8月の生産・国内販売・輸出実績を発表した。それによると、グローバル生産台
数は前年同月比12.1%増の1万3975台で4か月連続のプラスとなった。国内生産は同7.7%増の1万
1176台で5か月ぶりのプラス。
 (9月28日 GAZOO.COM)


40.認証減少するも指定は増 

国交省発表の16年8月末工場数は、認証工場前月比5減の9万2078工場。指定工場13増の2万9884。
 専門認証工場は6851工場で13増となり指定工場は3ヶ月連続の増加。前年同月比は認証83減、指
 定123増、専門認証189増となった。
  (9月29日 日刊自動車新聞)


41.軽乗用車生産が20か月連続のマイナス

自工会が発表した8月の自動車国内生産実績によると、四輪車生産台数は、前年同月比8.8%増。
乗用車が同9.6%増。普通車は17.4%増。小型車が同0.1%増。軽四輪車は同5.9%減と20か月連続のマ
イナスとなった。
 (9月30日 GAZOO.COM)


42.16年度上期の新車総販売台数は1%減

自販連が発表した16年度上期の新車販売統計によると、総販売台数は前年同期比1.0%減の230
万6282台となった。上期のマイナスは13年度から4年連続。登録車は、4.0%増と2年連続で増加した。軽
自動車は9.8%減となった。
 (10月3日 GAZOO.COM)


43.テスラEV販売 70%の大幅増 第3四半期

同社の発表によると、16年第3四半期の販売台数は、およそ2万4500台。前年同期比は、70%増と
大きく伸びた。内訳としては、その多くが『モデルS』で、1万5800台。新型クロスオーバー車、『モデルX』
は8700台とのこと。
 (10月4日 GAZOO.COM)


そ の 他  第373号 


45.ダブル連結トラックの走行試験

国交省は、1台で通常の大型トラック2台分の輸送ができる「ダブル連結トラック」の走行実験を始める。
基準を最大25メートルに緩和し、10トントラック(長さ約12メートル)を2台連結させた状態での運送を可能にす
るとのこと。
 (9月19日 日刊工業新聞)


46.事業承継の補助手厚く

  経産省は事業継承を後押しする補助制度を来年度から拡充する方針を示した。事業継承をき
 っかけに事業転換を目指す後継者に出してきた補助金を、一定の「経営改新」を条件に業種を
 変えなくとも出す。来年度から5年間実施する。
  (9月28日 日刊自動車新聞) 


ニュース便覧 2016年10月号(通巻第373号) 

      
      平成28年10月5日編集
        編 集 委 員

委 員 長  滝本愼也 (有)滝本計器製作所
委   員  新保算章  旭産業(株)
委   員  山田勝己  三栄工業(株)
委   員   簡   恭   (株)東日製作所